E系列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 06:45 UTC 版)
「ガーンズバック (フルメタル・パニック!)」の記事における「E系列」の解説
最新の軍事技術を多数採用した、数々の革新的要素を持つ機体である。パラジウムリアクターを搭載したことにより、ガスタービンエンジンで駆動する従来機と比較して極めて高い静粛性を獲得した。 その潤沢なエネルギーにより、マッスル・パッケージと呼ばれる人工筋肉による完全電気駆動を実現したため、機体そのものが軽量化され運動性も極めて高く、その上ある程度の防弾性を備えており、耐久性もその見かけに反して向上している。機体の軽量化は展開能力の向上にもつながっており、専用の輸送ヘリに最大2機搭載して輸送可能な他、XL-2 緊急展開ブースターを用いることで迅速な展開が可能となっている。 第二世代機までに搭載されていた油圧系のシステムを全廃したために、上記した機体の軽量化のみならず、ペイロードに大きな余裕が生まれた。その結果、高性能な電子兵装や内蔵型ウェポンラック、不可視モード実装型ECSを搭載可能となった。メリッサ・マオの搭乗する機体は特に電子戦能力を強化したものであり、頭部にブレードアンテナを有するなど、外見上の相違点もみられる。 さらに、第二世代型には無い高性能なAIが搭載されており、搭乗者の負担もかなり減少されている。また、アニメ版の描写ながら敵機の使用していた携帯火器のロックを短時間で解除することが可能である。なお、AIのボイスは初期設定では機械合成の男声(アーバレストのAI、アルの声がこれに当たる)だが、搭乗者の趣味などによって比較的自由に変えることが出来る。例えばクルツの場合、日本のアイドル声優の声をサンプリングして自機のAIのボイスに設定している。 ジオトロン・エレクトロニクスでの機体の設計にはマオも携わっており、ミスリルに正式採用される以前は「XM9」という開発番号で呼称されていた。短編『エンゲージ・シックス・セブン』にて、正式に「M9」という形式番号が与えられている。 なお、作中では本機のプラモデルが田宮模型から発売されていた。その出来は実際に運用していた相良宗介が「あとは関節が動けば文句なし」と感心するほど。
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