MiG-29M系列とは? わかりやすく解説

MiG-29M(フルクラムE)系列

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:53 UTC 版)

MiG-29 (航空機)」の記事における「MiG-29M(フルクラムE)系列」の解説

MiG-29兵装搭載量増やし各種精密誘導兵器運用能力付与してマルチロール機としている。 詳細は「MiG-29M (航空機)」を参照 MiG-29 «9.14» 改良型試作機兵装搭載量を4.500kgに増強するとともに、Kh-25/Kh-29/Kh-31A空対地ミサイルやKAB-500L/Kr誘導爆弾運用能力付与レーダーはN019ルービンのまま。初飛行1985年。当機系列は第4+世代ジェット戦闘機定義されている。 MiG-29M «9.15» 9.12規格および9.13規格後継機として開発され改良型初飛行1987年操縦装置四重フライ・バイ・ワイヤ方式採用されコックピット前方にはCRT使用したグラスコックピット採用された、IRST大型化され、レーダーは、新たに開発されたN010ジュークレーダーを装備主翼拡大され、その端後縁丸み入り機体上部のLERX部分装備されルーバー型の補助空気取り入れ口廃止され機首先端部のピトー管左右に装備されているボルテックス・ジェネレーター大き迎角適した形状変更したその他にも、翼下ハードポイントを2ヶ所追加水平尾翼形状変更され前縁ドッグトゥース設けられた。新しく設計され新世代であったが、ソビエト連邦の崩壊後のロシア財政難により開発中止となった総合的に1990年代戦闘機としては最も優れた能力を持つ機体であったとされている。NATOではフルクラムE(Fulcrum-E)と呼んで識別した。試作機飛行試験用の6機と非飛行試験用の2機が生産された。 MiG-29UBM MiG-29Mに準ずる複座練習機型生産されず。MiG-29ME(MiG-33) 9.15規格輸出型であったが、生産されず。 MiG-29OVT 初飛行2005年エンジンアビオニクス近代化MiG-35搭載する推力偏向ノズル試験装備したテストベッド機で、開発中止となった9.15規格試作機流用して制作された。航空ショーにおける展示飛行では、ダブルクルビットブーメラン筆頭にSu-30MK以上の高機動を見せたMiG-29M2 «9.67» 2002年初飛行した新世代型。当機系列は第4++世代ジェット戦闘機定義されている。なお、当機系列複座基本型である。この機体はMiG-29KUB/Kのベースとなり、後にMiG-35へと発展した。 MiG-29M(MiG-29M1)«9.61» MiG-29M2の単座型MiG-29M «9.15»とは異なる。

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