主な定格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/10 23:26 UTC 版)
抵抗値 電気抵抗の値。基本単位はΩ(オーム)であり、必要に応じてk(キロ)やM(メガ)といったSI接頭辞が使われる。固定抵抗器の場合、JISやISOで制定されたE系列と呼ばれる等比数列刻みの値で生産されている。実際の回路設計では、材料部品の品目数を少なくするため、E12(10・12・15・18・22・27・33・39・47・56・68・82を基数とする倍数値)で設計されることが多い。他にE24も使われている。 定格電力 抵抗器は、電力を消費することにより発熱するので、定格電力が規定されており、その範囲内で使用することが求められる。単位はW(ワット)である。小はチップ抵抗にみられる1/32Wから、大はセメント抵抗やホーロー抵抗など数百Wのものまである。 定格電圧 抵抗器にかけられる電圧の上限。単位はV(ボルト)である。通常の回路では、抵抗器に加わる電圧が定格電圧に達する前に定格電力オーバーとなって制限される場合が多いが、高い電圧を扱う回路において、高い抵抗値の素子を用いる場合や、定格電圧の低い小型のチップ抵抗器を用いる場合には注意が必要となる。 抵抗許容差 定格抵抗値に対する偏差の許容値で単位は % である。一般的には誤差と称される。 抵抗温度係数 抵抗器の温度変化に対する抵抗値変化の割合。単位は ppm/℃ である。
※この「主な定格」の解説は、「抵抗器」の解説の一部です。
「主な定格」を含む「抵抗器」の記事については、「抵抗器」の概要を参照ください。
- 主な定格のページへのリンク