Chilperic IIとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Chilperic IIの意味・解説 

キルペリク2世 (フランク王)

(Chilperic II から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/18 06:04 UTC 版)

キルペリク2世
Chilperic II
フランク国王
キルペリク2世
在位 715年 - 721年

出生 672年
死去 721年2月13日
アティニー
子女 キルデリク3世
王朝 メロヴィング朝
父親 キルデリク2世
母親 ビリキルディス
テンプレートを表示

キルペリク2世(Chilperic II, 672年 - 721年2月13日)は、メロヴィング朝の12代目の国王(在位:715年 - 721年)。

生涯

キルデリク2世と王妃ビリキルディス(ビリギルド、シギベルト3世の娘)の息子で[1]、幼少期は修道院で過ごし、名をダニエルといった[2]。715年、ダゴベルト3世が死去すると、ネウストリア宮宰ラガンフリド(ラゲンフリート)はダニエルを修道院から連れ出し、王位につけた[2][3]。717年、アウストラシア宮宰カール・マルテルヴァンシー(Vincy)の戦いでネウストリア軍を破り、キルペリク2世はアキテーヌ公ウードのもとに逃れた[3]。同年、カール・マルテルはクロタール4世(在位:717年 - 718年)を王位につけたが、キルペリク2世はネウストリアにおける支持を保ち続けたため[4]、クロタール4世の王権はアウストラシアに限定された。718年に再びカール・マルテルは勝利し全フランクの宮宰となり、キルペリク2世をパリへ戻した[4]

721年、キルペリクは死去し、カール・マルテルによりテウデリク4世が後継の王に選ばれた[4]

子女

  • キルデリク3世[5] - フランク王(在位:743年 - 751年)。父はテウデリク4世との説もある。

脚注

  1. ^ 柴田 他、付録p. 81
  2. ^ a b 柴田 他、p. 154
  3. ^ a b ル・ジャン、p. 36
  4. ^ a b c ル・ジャン、p. 37
  5. ^ 柴田 他、p. 156

参考文献

  • 柴田三千雄 他 『世界歴史大系 フランス史1』、山川出版社、1995年
  • 瀬原義生 『ドイツ中世前期の歴史像』 文理閣、2012年
  • レジーヌ・ル・ジャン 『メロヴィング朝』 白水社、2009年

関連項目

先代
ダゴベルト3世
フランク
12代
715年 - 721年
次代
テウデリク4世

「Chilperic II」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Chilperic II」の関連用語

Chilperic IIのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Chilperic IIのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのキルペリク2世 (フランク王) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS