CEE 7/16(ユーロプラグ 2.5A/250V 接地極なし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 00:32 UTC 版)
「配線用差込接続器」の記事における「CEE 7/16(ユーロプラグ 2.5A/250V 接地極なし)」の解説
詳細は「w:Europlug」を参照 2つの丸断面のピンが付いたプラグであり、ユーロプラグ(英語版)と呼ばれている。タイプCは後述するタイプE・F・H・J・K・Lの形状の元となっており、タイプCのプラグはこれらのタイプのコンセントで使える場合が多い。 タイプCのプラグには接地極が無く、2本の直径4mmの丸いピンが付いている。詳細はCEE 7/16の規格で決められており、これに基づいてイタリアではCEI 23-5、ロシアではGOST 7396の規格が定められている。このプラグで使える最大電流値は2.5アンペアである。この規格には極性が無く、180度回転して差し込んでも機能上の差は無い。また、このプラグはフランスで主流のタイプE、ヨーロッパでCEE 7/4 "Schuko"として知られるタイプF、イスラエルで主流のタイプH、CEE 7/7で定められたタイプE/F共用、スイスで主流のタイプJ、デンマークで主流のタイプK、イタリアで使用されているタイプL(イタリアでは基本的に全てのコンセントの形状はタイプLであるが、対して市販家電のプラグはタイプCのみである。但し、冷蔵庫・洗濯機などの高電力家電はCEE 7/17)、問題なく差し込んで使用できる場合が多い。 ユーロプラグのクラスIIのものを使用している国は多く(ただしコンセント側の形状はさまざま)、オーストリア、ベルギー、ボスニア、ヘルツェゴビナ、ブルガリア、チェコ、クロアチア、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、グリーンランド、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マケドニア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、セルビア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコなどである。この他にも、中東、アフリカ諸国、南アメリカのブラジル、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、ペルー、ボリビア、アジアのバングラデシュ、インドネシア、パキスタン、ベトナム、ロシアと旧ソビエト連邦のウクライナ、アルメニア、ジョージアなどでも使われている。また、タイプCの一種であるイギリスのBS 1363は旧イギリス連邦領で広く使われている。
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