abide
「abide」とは、その場に留まることを意味する英語表現である。
「abide」とは・「abide」の意味
「abide」の過去形の形式は「abode」や「abided」があり、他動詞として使われる場合は、ある条件や状況、法律などに従っていたという意味を表現することが一般的である。他動詞の場合には、「耐える・我慢する」という意味合いも持つ。この動詞は、日常生活やビジネスの場でも頻繁に使われる。「abide」の発音・読み方
「abide」は、アメリカ英語とイギリス英語でわずかに発音が異なるが、一般的にはアクセントが最初の音節にあり、アバイドと発音される。最初の「a」は日本語の「ア」に近く、短く発音する。次に続く「i」の音は短い「イ」の音に近く、最後の「e」は発音されない。また、最後の「d」は、アメリカ英語ではより強く発音され、イギリス英語ではより弱く発音される。ただし、発音のルールは厳密ではないため、話者によって微妙に異なることがある。「abide」の語源・由来
「abide」の語源は、中英語の「abiden」から来ている。この動詞は、古英語の「abīdan」という動詞から派生したもので、その語源はゲルマン語の「*bidaną」に遡ることができる。この語は、「待つ」という意味を持ち、同じルーツから派生した動詞には、「forbid(禁止する)」や「withstand(耐える)」などがある。「abide」は、様々な意味を持つ動詞であり、忍耐する、従う、留まる、堅持するなどを表す。これらの意味は、動詞の語源である「待つ」という意味からも関連している。特に、忍耐するという意味は、長い間待つ必要があることを意味するため、語源としての「待つ」との関連が深いと言える。
「abide」と「obey」の違い
「abide」と「obey」は、どちらも「従う」という意味を持つ動詞ですが、微妙に異なるニュアンスがある。「Abide」は、ある規則、法律、約束などに従うことを意味する。しかし、この言葉には、強制的に従うという意味は含まれていない。つまり、従うことが自然に起こる、あるいは個人的な意思によって従う場合に使用される。また、「abide」は、ある状況に留まることを意味する場合もある。一方、「obey」は、より強い命令や指示に対して従うことを意味する。この言葉には、強制的に従うというニュアンスが含まれており、従うことが個人的な意思によってではなく、外部からの強制によって課せられる場合に使用される。「abide」を含む英熟語・英語表現
「abide by」とは
「abide by」は、ある規則、法律、約束などに従うことを意味する英語のフレーズである。つまり、「abide by」は、ある決定やルールに従うことを示す言葉であり、このフレーズが使われる場合は、従うことが求められる正式な状況や場合が多い。具体的な使い方は「I abided by the rules of the game」があり、「私はゲームのルールに従った」という意味になる。
「abide with me」とは
「abide with me」は、直訳すると「私とともにとどまってください」という意味になる。このフレーズは、家族や友人、恋人などに対して、一緒にいてほしいという願いを表す。
「abide」に関連する用語の解説
「abide」に関連する用語はいくつかある。「Abiding(形容詞)」は、「abide」の過去分詞形を形容詞化した言葉で、長続きする、不変の、永続するなどの意味を表す。
「Abidance(名詞)」は、「abide」の名詞形で、従順、守法、遵守などの意味を持つ。
「Abode(名詞)」は、「abide」の過去形で、住居や滞在場所を意味する。
「abide」の使い方・例文
・長期間にわたって耐える、忍耐するという意味の例文「I cannot abide his constant complaining.(私は彼の絶え間ない不満には我慢できない)」
・(法律、規則、合意など)に従うという意味の例文
「We must all abide by the rules of the club.(私たちは全員、クラブの規則に従わなければならない)」
・(場所や状況など)にとどまる、留まるという意味の例文
「I will abide by your decision.(私はあなたの決定に従います。)」
・(信念、意見など)を守る、堅持するという意味の例文
「I cannot abide people who are intolerant of others' beliefs.(私は他人の信念に対して寛容でない人々には耐えられない)」
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