8NR-FTS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 00:32 UTC 版)
「トヨタ・NRエンジン」の記事における「8NR-FTS」の解説
タイプ:水冷直列4気筒 DOHC 16バルブ 水冷式インタークーラー付ターボ D-4T VVT-iW 排気量:1.196L 内径×行程:71.5×74.5 圧縮比:10.0 <出力> 85kW(116PS)/ 5,200 - 5,600rpm 185N·m(18.9kg·m)/ 1,500 - 4,000rpm(日本仕様) <主な搭載車種> オーリス(2代目後期型 - )※2代目後期型日本仕様、および台湾専売の3代目を含む カローラセダン(11代目後期型中国仕様、および12代目日本仕様のみ) カローラアルティス(4代目) カローラスポーツ(日本仕様、および欧州仕様のみ) カローラツーリング(欧州仕様はカローラツーリングスポーツ名義) レビン(初代・2代目) C-HR トヨタブランドとしては初となる、本格的なダウンサイジングコンセプトを用いた直噴ターボエンジン。アトキンソンサイクルエンジンをベースとし、エキゾーストマニホールドをシリンダーヘッドと一体化させ、吸気側に可変角を拡大した『VVT-iW』、燃料噴射システム『D-4T』などを採用することで、最大熱効率36%を実現。また1,500 - 4,000rpmの幅広い回転数で最大トルクを発生させており、実用領域で扱いやすいエンジン特性となっている。日本では2015年4月6日発表の2代目後期型オーリスで初めて導入された。なお初期はアイドリングストップ機構も併用されていたが、2016年12月発売のC-HR以降は使われなくなっている。 エンジンのメカニズムとしては2014年7月29日に発売のレクサス・NXに先行して搭載されたダウンサイジングコンセプトエンジンである8AR-FTSと類似する部分が多いが、小排気でありボア径が小さい関係から燃料が壁面へ当たる前に空気と混合する強い流動が求められ、それを作り出すポート形状の設計自由度および搭載性を考慮し、8AR-FTSと異なりポート噴射のない直噴のみの仕様となっている。 1.2LのNRエンジンとしては3NR-FEが存在するがボア・ストロークが異なる。仕様としては1NR-FEをベースとしており、1NR-FE比でボアを1mm縮小、ストロークを6mm縮小することで1.2Lとしている。またNR型は後方吸気・前方排気であるが8NR-FTSは前方吸気・後方排気となっている。
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