600V電化区間縮小に伴う淘汰とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 600V電化区間縮小に伴う淘汰の意味・解説 

600V電化区間縮小に伴う淘汰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 17:33 UTC 版)

西武モハ101形電車」の記事における「600V電化区間縮小に伴う淘汰」の解説

長年わたって他路線より独立した運行形態保持した多摩湖線であったが、輸送力増強ならびに利便性向上のため架線電圧の1,500V昇圧および車両規格拡大計画され1958年昭和33年9月には萩山 - 多摩湖間の1,500V昇圧工事完成し新宿線との直通運転開始された。 昇圧工事完成先立つ1958年昭和33年4月にはモハ1043代)が本形式初の廃車となり、山形交通(現・ヤマコー)へ譲渡された。モハ1043代)の除籍伴ってクハ11142代)が再び電動車化されモハ1044代)と改番され、同時にクハ1115クハ11143代)と改番されたが、同2両についてもクハ11143代)が同年8月に、モハ1044代)が同年10月相次いで除籍され前者山形交通へ、後者羽後交通それぞれ譲渡された。 これら3両の除籍架線電圧600V区間国分寺 - 萩山間に縮小されたことに伴う余剰廃車名目であったが、同時期の利用客増加に対して残存車両のみでは対処できず、輸送力不足に陥ったことから、急遽新宿線より木造クハ1251形1251をクハ1201形1201と改番の上転属させたほか、前述クハ1121形2両を増備する一方クハ1111 - 1113に対して1960年昭和35年11月車体延長改造施工された。改造後の同3両は全長13,900mmの3扉車体となり、窓配置はdD4D4D1と変化している。また、台枠流用車のクハ11111112については車体裾部の段差なくなり車体新製車クハ1113同様に裾部が一直線形状となったが、台枠厚さ異なるため両者判別は可能であった多摩湖線架線電圧600V区間は、最終的にモハ101 - 103いずれも2代)・クハ1111 - 1113いずれも2代)・クハ1121・クハ1201の計8両によって運用されたが、1961年昭和36年9月国分寺 - 萩山間の架線電圧1,500V昇圧完了をもって全車運用離脱1964年昭和39年)までに全車除籍された。 なお、クハ11111112いずれも2代)は運用離脱後1962年昭和37年7月10日から同年8月20日にかけて松本電気鉄道(現・アルピコ交通)に貸渡され同社上高地線夏季登山輸送供され経歴を持つ。貸出に際して同社保有電動車との併結運転のため、運転台主幹制御器(マスコン)を交換し、間接非自動制御HL制御)対応の制御車改造の上入線した。

※この「600V電化区間縮小に伴う淘汰」の解説は、「西武モハ101形電車」の解説の一部です。
「600V電化区間縮小に伴う淘汰」を含む「西武モハ101形電車」の記事については、「西武モハ101形電車」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「600V電化区間縮小に伴う淘汰」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「600V電化区間縮小に伴う淘汰」の関連用語

600V電化区間縮小に伴う淘汰のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



600V電化区間縮小に伴う淘汰のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの西武モハ101形電車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS