2011年3月に旧みずほ銀行が引き起こしたトラブルとは? わかりやすく解説

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2011年3月に旧みずほ銀行が引き起こしたトラブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:52 UTC 版)

みずほ銀行」の記事における「2011年3月に旧みずほ銀行が引き起こしたトラブル」の解説

東北地方太平洋沖地震東日本大震災直後2011年平成23年3月15日火曜日未明テレビ局旧みずほ銀行東京中央支店開設していた義援金受付口座への振り込み件数が、フロアリミッター設定上限数を超えたことにより、夜間バッチ処理予定時刻の朝5時までに終わらず、約38件の処理が積み残された。 この異常終了により、16日営業時間帯のオンラインシステム起動が遅れ、未処理決済データサーバ積み上がって勘定系システム不安定になり、大規模なシステム障害へと発展したATM一部使用できなくなり、さらに処理の積み残し増えていくという悪循環に陥り、17日には勘定系システム強制終了した。ピーク時には116件(約8296億円)の未処理取引発生させた。 旧みずほ銀行側は後に、具体的な原因について、「東日本大震災義援金振り込み一部店舗への集中」と説明したまた、この際事後処理として二重振り込まれ金銭の回収行ったが、確認怠り事前連絡なしに正規振り込みまで回収していたことが発覚した。 他、このトラブル便乗し同行顧客に対して行った臨時支払い悪用し25万円騙し取ったとして、詐欺罪容疑での逮捕者出ている。この被疑者は、同行店舗数店から、合計で百数十万円騙し取った疑いがある。 旧みずほ銀行は、3月19日土曜日)から3月21日月曜日春分の日)の3連休間中に、全ATM休止してバッチ処理積み残し処理したが、障害収束した3月24日まで、9日間に渡ってシステム障害続いた。 このシステムトラブルで、金融庁から同年5月31日に、銀行法に基づく「業務改善命令」が、旧みずほ銀行親会社であるみずほフィナンシャルグループ伴に下された業務改善命令理由として、システムコンティンジェンシープラン整備情報技術投資戦略適材適所人材配置グループ連携態勢などで、みずほ経営陣機能発揮問題があるとし、みずほフィナンシャルグループ一体感醸成への取り組みが十分でなく、みずほの企業風土課題があると指摘した。 この結果頭取西堀利とIT・システムグループ担当常務執行役員萩原忠幸が6月20日付で引責辞任し、2度大規模トラブルからの信頼回復再発防止策として、グループ経営効率化意思決定迅速化が必要と判断されたすきがけ人事解消旧みずほ銀行・旧みずほコーポレート銀行合併による「2バンク制」解消勘定系システム全面刷新要因となった

※この「2011年3月に旧みずほ銀行が引き起こしたトラブル」の解説は、「みずほ銀行」の解説の一部です。
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