2011年〜 文右衛門工房期
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「木戸文右衛門」の記事における「2011年〜 文右衛門工房期」の解説
2011年 - 文右衛門工房の設立 一切の公職を離れ法人、諸団体に迷惑をかけることも無くなり、改めて先祖代々の名跡「木戸文右衛門」襲名。芸術活動の集大成として「虚階」概念を永続性の物質に定着化すべく、文右衛門工房を立ち上げた。 2013年 - 虚階の造形化計画 美濃陶器の破片観察から、聲明に内包された「虚階」概念を見出したように敢えて、表現方法としては和陶ではなくテーブルウエア(洋陶磁器)したのはかつての経験上の知恵でもある。国立劇場で展開してきた音楽運動の中には、日本オリジナル楽器演奏での「新しい試み」は、国内で評価されず洋楽器版欧米公演では高い評価を得た経験の上でのことでもあった。 2014年 - 陶磁器「虚階」製作プロジェクト 始原楽器製作方法を踏襲し、企画・設計したプランを各種専門の熟練職人とのコラボレーションとした。美濃陶器への敬意から、美濃地域でも陶磁器生産の盛んな多治見のプロダクト協力のもと製作を始めた。 2015年 - 陶磁器「虚階」発表 四年間の多治見通い、試作期間後に発表。 2016年 10月30日〜11月6日に東京都美術館で開催された政府助成振興財団主催「映像と芸術」第43回MAF展展に出展。初出展で厚生労働大臣賞受賞。 2017年 第44回MAF展巡回展 福島いわき産業創造館、羽山森の美術館、代官山ヒルサイドテラス。MAF展地方創世担当大臣賞受賞。 2017年 第1回個展「木戸文右衛門 白磁の試み〜虚階ー位相(トポロジー)の記憶〜」。個展に埋没していた美学の発掘と革新を東京千駄木五辻ギャラリーで開催。
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