2010年代前半 -サイクルの終わり〜新オーナー就任-
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:58 UTC 版)
「インテルナツィオナーレ・ミラノ」の記事における「2010年代前半 -サイクルの終わり〜新オーナー就任-」の解説
2010-11 2010年6月9日、前リヴァプールFC監督のラファエル・ベニテスが監督に就任。シーズン開幕前にスーペルコッパ・イタリアーナを制覇し、12月のFIFAクラブワールドカップ2010ではTPマゼンベを破って初の同大会優勝を成し遂げた。しかし、同年12月24日にベニテスはリーグ戦での成績不振を理由に解任され、前ACミラン監督のレオナルドが監督に就任。2011年冬の移籍市場ではジャンパオロ・パッツィーニ、長友佑都、アンドレア・ラノッキアらを獲得。コッパ・イタリアで2連覇を達成した ものの、シーズン終了後にレオナルドは監督を辞した。 2011-12 2011-12シーズンはジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下でスタートし、夏の移籍市場ではディエゴ・フォルランらを獲得する一方でサミュエル・エトオらを放出した。しかし、開幕直後から不振が続いたことでガスペリーニは早々に解任され、後任にクラウディオ・ラニエリが迎えられた。一時は7連勝を挙げるなど好転の兆しをみせるも、1月末から9戦勝ちなしなど再び不振に陥ると、3月26日にラニエリが解任。シーズン3人目の監督としてインテル・プリマヴェーラの監督を務めていたアンドレア・ストラマッチョーニが昇格した。 2012-13 2012-13シーズンは夏の移籍市場で大きくチーム改革を行い、優勝時の主力だったジュリオ・セーザル、マイコン、ルシオ、ジャンパオロ・パッツィーニなどを放出し、サミール・ハンダノヴィッチ、アルバロ・ペレイラ、ロドリゴ・パラシオ、アントニオ・カッサーノらを新たに獲得した。シーズン序盤こそユヴェントスの無敗記録を49で止めるなど順調だったが、主将のサネッティら負傷者が続出して以降は低迷。UEFAヨーロッパリーグ出場権すら逃す9位に終わり、ストラマッチョーニ監督は解任された。 2013-14 2013年5月24日、新監督として元SSCナポリ監督のワルテル・マッツァーリが就任。同年11月15日、クラブの株式の70%を取得し、筆頭株主となったインドネシアの実業家のエリック・トヒルが会長に就任した。前会長のマッシモ・モラッティは名誉会長に就任。2013年の移籍市場では、マウロ・イカルディ、アントニオ・カッサーノとのトレードでイシャク・ベルフォディル、ロランド・フォンセカ、ウーゴ・カンパニャーロ、サフィル・タイデルらを獲得し、2014年はダニーロ・ダンブロージオ、エルナネスを獲得した。 2013-14シーズンは5位に終わり、UEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得。2014年5月、キャプテンでありクラブの象徴であったハビエル・サネッティが2013-14シーズン限りでの引退を発表。7月、サネッティの副会長就任が発表された。背番号4番は業績を讃えて永久欠番となる事が決定。また、エステバン・カンビアッソ、ワルテル・サムエル、ディエゴ・ミリート、クリスティアン・キヴといった2009-10シーズンの三冠に貢献したメンバーも退団が決定。 2014-15 2014-15シーズンは夏の移籍市場でネマニャ・ヴィディッチ、ガリー・メデル、ヤン・エムヴィラ、パブロ・オスヴァルドらを獲得するも、リーグ第11節終了時点で4勝と序盤から低迷。マッツァーリは11月14日に解任された。後任は2007-08シーズン以来の就任となるロベルト・マンチーニ。 冬の移籍市場ではオスヴァルド、エムヴィラ、イブラヒマ・エムバイェ、レネ・クルヒンら夏に獲得した選手を半年で放出。ニューカッスル・ユナイテッドFCからダビデ・サントンを復帰させ、マルセロ・ブロゾヴィッチ、ジェルダン・シャチリ、ルーカス・ポドルスキらを獲得。コッパ・イタリアは準々決勝で敗退。UEFAヨーロッパリーグは決勝トーナメント2回戦で敗退。リーグは8位に終わり、来季のEL出場も逃したが、マウロ・イカルディがリーグ得点王に輝いた。
※この「2010年代前半 -サイクルの終わり〜新オーナー就任-」の解説は、「インテルナツィオナーレ・ミラノ」の解説の一部です。
「2010年代前半 -サイクルの終わり〜新オーナー就任-」を含む「インテルナツィオナーレ・ミラノ」の記事については、「インテルナツィオナーレ・ミラノ」の概要を参照ください。
- 2010年代前半 -サイクルの終わり〜新オーナー就任-のページへのリンク