2007年3月改正から2009年3月改正前まで
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「ムーンライトながら」の記事における「2007年3月改正から2009年3月改正前まで」の解説
2007年3月18日のダイヤ改正により、9両編成の全車指定席区間が下りは東京駅 - 豊橋駅間(豊橋駅 - 大垣駅間は全車自由席)に、上りは大垣駅 - 東京駅間の全線に拡大したことから、このダイヤ改正以降は事実上、首都圏 - 中京圏の移動の際は指定券なしに「ムーンライトながら」へ乗車できなくなった。あわせて9両編成全車が全区間禁煙車となった。 東京駅では下りの発車時刻が33分繰り上がり(23時43分発が23時10分発に)、上りの到着時刻が23分繰り下がった(4時42分着が5時05分着に)。接続列車の一例を挙げると常磐線についても接続する列車が上りは早く(ただし佐和駅以北については変化なし)、下りは遅くなった。そのため普通列車(中距離列車)に限ると、初電が上野駅5時10分発のため本列車からの乗り継ぎは出来ず、次の列車まで30分以上待つため、常磐線各駅への到着時間は改正前より遅くなった。その代表的な例が仙台駅の到着時刻であった。改正前には始発から水戸駅・いわき駅方面へ乗り継いで北を目指す場合、正午前後には仙台駅へ到着出来たものが、改正以後の到着時間は14時近くとなった。なお、仙台駅へ向かう場合も東北本線経由の場合は改正前後で到着時刻に大きな差はなかった。 定期列車については下りが平塚駅と国府津駅、上りは富士駅・川崎駅・新橋駅が新たに通過駅となり、下りは同日から開業する野田新町駅が新たに停車駅となった。 ダイヤがスライドした影響で、いわゆる「日付の変わる駅」も変更になり、下り列車では横浜駅から小田原駅になった。上り列車では大府駅のままであった。JR東日本区間での自由席設定がなくなったことより、定期券での利用ができなくなった(JR東海区間では指定席券と定期券で利用可能)。 2009年(平成21年)3月13日東京駅・大垣駅双方発の列車をもって、定期列車としての運行を終了した。ただし、最終日の下り列車は臨時列車9391Mとして静岡駅以西で時刻を変更して運行した。概要としては、岡崎駅から大垣駅までは、改正後に代替として設定される普通列車に約5分先行する形となり、3月14日に開業する南大高駅には停車しなかった。 2007年3月改正後の定期列車の停車駅は以下の通りであった。 停車駅(下り) 東京駅 - 品川駅 - 横浜駅 - 大船駅 - 小田原駅 - 熱海駅 - 三島駅 - 沼津駅 - 富士駅 - 静岡駅 - 浜松駅 - 豊橋駅 - この間、三河塩津駅・尾頭橋駅を除く各駅に停車 - 大垣駅 停車駅(上り) 大垣駅 - 穂積駅 - 岐阜駅 - 尾張一宮駅 - 名古屋駅 - 金山駅 - 大府駅 - 刈谷駅 - 安城駅 - 岡崎駅 - 蒲郡駅 - 豊橋駅 - 浜松駅 - 静岡駅 - 沼津駅 - 熱海駅 - 小田原駅 - 大船駅 - 横浜駅 - 品川駅 - 東京駅 定期列車は下りは熱海駅・静岡駅・豊橋駅で、上りは豊橋駅・浜松駅・熱海駅(JR2社の境界駅)で運転士が交替していた。 下り列車は、当列車が名古屋都市圏における始発列車を兼ねているため、三河塩津駅と尾頭橋駅を除いて各駅に停車した。三河塩津駅と尾頭橋駅についてはホームの有効長が8両編成分であり、373系9両編成で組成される「ムーンライトながら」が入りきらず、また373系がドアカット機能を持たないため、通過扱いとなっていた。 下り列車の後ろ寄り3両(7号車から9号車まで)は名古屋止まりであり、同駅到着時に切り離されていた。これは、切り離された3両が名古屋駅6時52分発ホームライナー豊橋2号(豊橋駅7時47分着)となり、さらに豊橋駅8時10分発伊那路1号(飯田駅10時38分着)として運用されていたためである。
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