2章 目的および適用範囲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 09:46 UTC 版)
「VDA 6.5」の記事における「2章 目的および適用範囲」の解説
製品監査は以下の目的のために役に立つものであることを述べている。 独立した製品評価のマネジメントツールであること。 製品その物や製品の特性の欠陥に起因する、責任を負うべき事象を避ける保証となること。 次に、製品監査の対象は以下のような物が含まれ得ることを例示している。 生産工程のある部分にから次工程に引き渡される中間製品または完成品 個々の構成部品 組み立てられたユニット部品 自動車 また、以下に例示されているようには製品監査を適用しないこととしている。 量産工程における検査の繰り返しを行う プロセスそのもの管理のために行う 品質マネジメントシステムか機能しているかどうかを示すために行う。 さらに、製品監査と工程内検査、製品再認定の違いを以下のような表にまとめている。 製品監査と他の検査の比較製品監査ISO/TS 16494ないしVDA 6.1工程内検査例えば、プロセスパラメータの監視、SPC、引っ張り試験、トルクチェックなど製品再認定ISO/TS 16494 8.2.4.1節の要求事項目的製品監査の目的は以下のようなものであり得る: 改善策の可能性を特定すること 完成品に対して社内・社外の「顧客のつもりになること」 顧客の重要事項を考慮すること(例えば、市場からフィードバック情報が反映されている) 信頼性の要求事項が満たされていることを示すもの 製品単体での製品特性の働きについて示すもの(機能試験) コントロールプランに記載されていない特性について示すもの 顧客の満足度に影響があり得る製品の特性について示すもの 製造ラインにおいては代替特性で確認している項目について示すもの 梱包やラベルについて示すもの プロセスコントロール 顧客の要求事項に合致していることを示すもの 実施頻度内部監査プログラムおよび特別の機会に応じて コントロールプランによる 受領した製造指示による コントロールプランによる 定期的に繰り返される/一般に長いスパンである 記録および評価試験/検査結果監査報告書マネジメントレビューの一部 コントロールプランの定めるところによる コントロールプランの定めるところによる製品再認定に関する書類 検査の性格顧客の要求事項を網羅する社内基準に対する製品の評価 顧客との契約の一部 顧客との契約の一部
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