製品監査とは? わかりやすく解説

製品監査

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 09:46 UTC 版)

VDA 6.5」の記事における「製品監査」の解説

製品監査そのものIATF16949:2016 9.2.2.4でそれを実施することが求められている。これは製品要求仕様合致していることを確認する監査であり,典型的に寸法に関する要求仕様機能に関する要求仕様および材料に関する要求仕様含まれ得るし、梱包ラベル対す要求事項含まれてよい。 なお、製品とは、IATF16949:2016の定義によれば製造プロセスから出てくる製造物を指す。つまり、製品監査の対象完成品とは限らず、半完成品監査対象なり得るIATF16949:2016では、製品監査は客先要求通り実施すること、としてあるだけである。その製品監査の具体的な実施要項をまとめたものの一つVDA 6.5となる。どのような製品監査を自身サプライヤー求めるかはOEM自身判断よる。ただし、製品監査を強く求めるのは主にドイツ系OEMで、ドイツ系OEMが製品監査をもとめるなら間違いなくVDA 6.5準拠した製品監査を求める。例えば、フォルクスワーゲングループは、それぞれの量産製品に対して12か月ごとの製品監査をVDA6.5に基づいで実施することをサプライヤー求めている。 逆に具体的な実施要項提示していないOEMもある。例えフォードは、製品監査に対し別の要求事項はない、と明記している。このような場合IATF16949:2016サプライヤー自身で製品監査をどのように行うのか定めこととしている 。 IATF16949:2016は、製品監査のほかに定期的な寸法検査(layout inspection)と機能試験/検証(functional testing)の実施求めている。これは製品監査とは別ののである例えば、フォルクスワーゲングループでは全寸法検査機能試験/検証合わせて製品再認定(Re-qualification)と名付け3年それより多い頻度での実施求めている。典型的に最初に製品承認された時(例えば、PPAPPPFの時)に行った試験寸法測定繰り返して行うものである

※この「製品監査」の解説は、「VDA 6.5」の解説の一部です。
「製品監査」を含む「VDA 6.5」の記事については、「VDA 6.5」の概要を参照ください。

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