1991-2011年: クレアモント降板後
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「アンキャニィX-MEN」の記事における「1991-2011年: クレアモント降板後」の解説
クレアモント時代終了後、X-メンは2つのカラーチームに分隊され、ブルーチームは『X-メン』誌、アークエンジェル、コロッサス、ジーン・グレイ、アイスマン、ストームから成るゴールドチームは『アンキャニィ』誌に登場した。このメンバーには後に未来からの難民であるビショップ(英語版)が加わった。クレアモント離脱後、第281号から第286号までジム・リーはプロッターを続け、ジョン・バーンがスクリプト化した。バーンは第286号以降はバーンからスコット・ロブデル(英語版)に代わり、第289号からは完全にライターとして表記された。1992年にはクロスオーバー「エクスキューショナーズソング(英語版)」が発表され、X-メンのコミックでは2001年までストーリー中で引き継がれることとなるレガシーウイルス(英語版)の流行を招いた。 クロスオーバーは1990年代も続いた。1993年の「フェイタル・アトラクション(英語版)」ではX-メンとマグニートーの再戦が描かれ、1994年の「ファランクス・カビナント(英語版)」では機械生命体ファランクス(英語版)に焦点が当てられた。『アンキャニィ』誌は過去でエグゼビアが暗殺されたことで生まれた別世界を舞台とした1995年のストーリー「エイジ・オブ・アポカリプス(英語版)」の進行中は休刊され、『アストニッシングX-MEN(英語版)』に置き換えられた。ロブデルは1995年から『X-メン』誌のライターも兼任した。 ロブデルは第350号(1997年12月)を以て降板し、スティーヴン・T・シーグル(英語版)がライターに就任した。第366号(1999年3月)から380号まではシーグルはプロッターとなり、アラン・デイヴィス(英語版)が就任した。デイヴィスは第370-375号でのアポカリプスが12人のミュータントを拉致するクロスオーバー「ザ・トゥエルヴ(英語版)」も担当し、同時に『X-メン』誌も執筆し、また隔週発行となった。レボリューション(英語版)・リランチの一環で、第381号(2000年6月)から第389号までクリス・クレアモントが一時復帰し、そこで彼は新しい『X-Treme X-Men』に移り、またグラント・モリソン(英語版)は『X-メン』を引き継ぎ、それはX-メンのフラグシップタイトルとなった。2001年からロブデルが短期間復帰した後、2004年まではジョー・ケーシー(英語版)、チャック・オースティン(英語版)がライターを担当した。2003年から2004年までは隔月刊であった。 2004年に『X-Men: Reload』でX-メン系タイトルは再編され、クレアモントは『アンキャニィ』第444号より復帰した。ストーリーはジーン・グレイが再び死亡し、サイクロプスがエマ・フロスト(英語版)と交際しているモリソンが確立した新体制を踏まえている。クレアモントは第473号まで残留した。彼が最後に手がけたストーリーは2006年の「Death of the Greys」で、ミュータントの大半がパワーを失ったストーリーライン「ディシメーション(英語版)」の一部であった。その後はエド・ブルベイカー(英語版)へと交代し、12話に及びスペースオペラ「The Rise and Fall of the Shi'ar Empire」や「デッドリー・ジェネシス(英語版)」を執筆した。後者はディシメーション以来初めて誕生したミュータントを扱うクロスオーバー「メサイア・コンプレックス」に繋がった。 マット・フランクション(英語版)は第500号より共同著者、第504号より単独著者となった。全てのX-メンチームはサンフランシスコに移転し、さらに『ダークアベンジャーズ』誌とのクロスオーバーストーリー「ユートピア」の後はサンフランシスコ湾のユートピア島に移住した。「ネイションX(英語版)」のストーリーラインでは能力を取り戻し、ユートピアに合流するマグニートーに焦点が当てられた。クロスオーバーストーリー「セカンド・カミング」では、「メサイア・コンプレックス」で誕生した赤ん坊であるホープ・サマーズ(英語版)が未来で成長して現代に帰還し、また新たに生まれたミュータントたちである「ファイブ・ライツ」が登場する。このストーリーの最中にナイトクローラーは死亡し、またビーストはサイクロプスのX-フォースの秘密に抗議してチームを離れた。 第531号からはキーロン・ギレン(英語版)がシリーズの共同著者を務め、第534.1号からは単独ライターとなった。
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