1979年から現在まで
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「アンソニー・ホロヴィッツ」の記事における「1979年から現在まで」の解説
1979年に上梓した処女作"The Sinister Secret of Frederick K Bower" (後に"Enter Frederick K Bower" と改題)は子供向けのユーモアな冒険小説だった。1981年に第2作"Misha, the Magician and the Mysterious Amulet" を刊行すると、3作目の執筆のためにパリへ越した。1983年、Pentagram シリーズの第1作"The Devil's Door-Bell" を刊行。これは、マーティン・ホプキンスが世界を脅かす古代の魔物と戦うというストーリーだった。その後、1986年までにシリーズの残り3作、"The Night of the Scorpion" (1984) 、"The Silver Citadel" (1986) 、"Day of the Dragon" (1986) が書かれた。1985年、世界中の神話や伝説を子供向けに書いた"Myths and Legends" を刊行。 こういった作品を書きながら、伝説上のキャラクターに興味を持ち、リチャード・カーペンターが脚本を務めたテレビドラマ"Robin of Sherwood" の第3シーズンで5話分のエピソードの脚本を担当した。また、カーペンターが書いた3エピソードを子供向けに書き直し、"Robin Sherwood: The Hooded Man" のタイトルで1986年に刊行した。1987年には、ウィリアム・テルを下敷きにした30分のアクション&冒険ドラマ"Crossbow" を製作した。 1988年に上梓した"Groosham Grange" で、翌1989年に児童文学賞、ランカシャー・ブック・オブ・ザ・イヤーを受賞。ホロヴィッツ自身がボーディング・スクールで過ごした日々を基に描いた作品である。主人公は特別な力を持つ13歳の魔法使いデヴィッド・エリオットで、著者の幸せではなかった幼少期が反映されている。これ以前に書かれた作品より、年少者向けの作品である。 同じ頃には他に、"Adventurer" (1987) や"Starting Out" (1990) なども刊行されていたが、この頃に出た作品で最も有名になったのがダイヤモンド・ブラザーズ(英語版)の第1作『ダイヤモンド・ブラザーズ〈ケース1〉危険なチョコボール』(原題:The Falcon's Malteser )で、1989年に『プライベート・アイズ/100カラットの報酬』(原題:"Just Ask for Diamond" )のタイトルで映画化された(日本未公開)。コリン・デイルとダーシュレイ・マクリンデンが主人公の兄弟、ニック&ティムを演じ、他にビル・パターソンやスザンナ・ヨーク、ジミー・ネイルらが出演した。1987年にシリーズ第2作"Public Enemy Number Two" 、1991年に第3作"South by South East" 以後、中短編集1冊と長編1冊が刊行された。
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