100式空間偵察機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/10 02:03 UTC 版)
「探索艇 (宇宙戦艦ヤマト)」の記事における「100式空間偵察機」の解説
第1作のリメイク作品『宇宙戦艦ヤマト2199』および続編の『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に登場する航空機。デザイン担当は玉盛順一朗、コックピット内は山根公利。 100式探索艇をリメイクした機体。本作では、国連地上軍・極東方面空間戦闘群が運用しているVTOL式汎用偵察機で、国連宇宙開発機構が開発した惑星探索機「SR91」を改造した軍用機と設定されている。通称は「100式空偵」で、劇中では単に「100式」とも呼ばれている。また、全長が14.2mと明確化されている。 垂直尾翼内側のバルジや機体下部のドームに各種センサーやアンテナを装備できるほか、機体下面にはマニピュレータが備わっている。また、2枚の垂直尾翼は外側に折り畳める。操縦席は基本複座だが、三座にも対応している。操縦桿は他の機体と異なりサイドスティックである。 着陸脚は頑丈に作られている。自在に伸縮・方向転換が可能で、エンジンから動力がタイヤに伝達されることにより、低速でオフロードの移動が可能。また、降着用のスキッドを装備することもできる。 『2199』第1話に登場する火星でのイスカンダルからの使者回収時の古代・島機は、国連宇宙海軍所属の機体で、スキッドを装備した火星仕様である。ヤマトに搭載されている機体は、国連地上軍の極東方面空間戦闘群によりライセンス生産された特別仕様で、天体探査機能が強化されており、戦況によっては着弾観測任務も行う。また、『2199』第14話では試作の亜空間ソナーが搭載され、対潜哨戒能力も得ている。 カラーリングは火星仕様および『2199』第1話で防空隊の待機場所に置かれていた機体は灰色を基調としており、ヤマトに搭載された機体は白を基調としている。『2202』第2話では、青と白の塗装で、側面に「NANBU INDUSTRY EXPRESS」とマーキングされた機体が登場する。 なお、旧作での「探索艇」という名称に準じて船のイメージを持たせたデザイン案もあったが、「偵察機」に名称が変わったため、航空機然としたデザインにまとまった。
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