LLPとは? わかりやすく解説

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エル‐エル‐ピー【LLP】


LLP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/06 03:39 UTC 版)

リミテッド・ライアビリティ・パートナーシップ (Limited Liability Partnership; LLP) は、事業を目的とする組合契約を基礎に形成された企業である。すべてのパートナーについて、その責任が限定されているのが特徴である。イギリスのLLPに倣って、日本においても2005年4月27日に「有限責任事業組合契約に関する法律」(LLP法)が成立、同年8月1日より施行され日本版のLLPである有限責任事業組合の設立が可能となった。 もっとも、法域によってLLPのあり方は異なる。

アメリカ合衆国においては、各州ごとにその設立に関する法令が定められている。ジェネラル・パートナーシップ(GPS)、リミテッド・パートナーシップ(LPS)などとともにパートナーシップの一類型と整理できる。パートナーの責任の限定のあり方については州によって異なるが、概ね、他のパートナーの不法行為責任については責任を負わないものとされている。そのため、弁護士会計士建築士などによって主に利用されている。リミテッド・パートナーシップとの組合せである、リミテッド・ライアビリティ・リミテッド・パートナーシップの立法例もある。

イギリスでは2000年に、2000年リミテッド・ライアビリティ・パートナーシップ法(Limited Liability Partnership Act 2000)がイングランド及びウェールズ並びにスコットランドのために制定され、続いて、2002年リミテッド・ライアビリティ・パートナーシップ(北アイルランド)法(the Limited Liability Partnerships Act (Northern Ireland) 2002)が制定された。全ての社員(member)は契約内容に従って共同の責任を負う一方で、他の社員(member)の行為については個人的な責任は負担しない。イギリスにおけるLLPは、他のパートナーシップとは異なり、各社員(member)とは別の法人格(legal personality)を有するbody corporateである。

課税の側面においては、両者ともパートナーシップと同様の取り扱いを受けるという共通点を持つ。

なお、有限責任事業組合は、イギリスのLLPを参考にしたものとされる。

関連項目


LLP (Leadless Leadframe Package)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:22 UTC 版)

パッケージ (電子部品)」の記事における「LLP (Leadless Leadframe Package)」の解説

比較小規模なIC用いられる小型薄型パッケージMSOP、TSSOP、TQFPなどより小さCSPパッケージとしてナショナル セミコンダクターにより近年[いつ?]開発されたもので、LLPという名称は同社登録商標である。プラスチック製板状パッケージ側面から底面にかけて電極パッド露出させたもので、SOJQFJ小型版ともLGA小型版とも言える。厚みは0.8mm以下で、4辺に端子のあるものと2辺に端子のあるものがあり、底面放熱パッド備える。端子パッケージの外に少しはみ出すタイプのものと、端子パッケージの下に完全に隠れタイプ2種がある。集合抵抗など受動部品パッケージにも使用され始めている。

※この「LLP (Leadless Leadframe Package)」の解説は、「パッケージ (電子部品)」の解説の一部です。
「LLP (Leadless Leadframe Package)」を含む「パッケージ (電子部品)」の記事については、「パッケージ (電子部品)」の概要を参照ください。

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