Kuバンド
【英】Ku band, K-under band
Kuバンドとは、無線通信で用いられる周波数帯域のうち、12GHz~18GHzの帯域のことである。
Kuバンドは主に衛星通信を使用したBS放送などに用いられている。12~18GHzの周波数帯域が、地上波として一般的に使用されている電波よりも高周波であるため、電波が込み合わないといった特徴がある。また、26GHz~40GHzの帯域を使用するKaバンドに比べても、天候に左右される度合いも少なという利点も持っている。
Kuバンドを用いた通信サービスを提供している事業者としては、日本の通信衛星システム「JCSAT」シリーズを運用しているJSATなどがある。
参照リンク
JSAT 衛星一覧 -
Kuバンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 16:02 UTC 版)
Kuバンド(ケーユーバンド)は電磁スペクトルのマイクロ波の中でも周波数範囲12-18GHzの帯域のこと。この名前は"K-under"(元はドイツ語のKurz-unten)を略したものであり、これはNATO Kバンドの下のものであるのが由来である。NATO Kバンドは22.24GHzの大気水蒸気共鳴ピークを含み、真ん中の部分で長距離伝送が不可能であったためKu, K, Kaの3つに分割された。レーザ応用においては、IEEE規格521-2002のレーダ周波数帯命名法の正式な定義に従い、その範囲は12-18GHzである[1][2]。
- ^ IEEE Std 521 - 2002 URL only available to IEEE members
- ^ 11.2–12 GHzの帯域ではKuバンドとXバンドの「動作」定義が重複している。衛星通信のエンジニアは通常11.2 GHzを超える周波数をKuバンドの一部とみなす。
- ^ Radar Detectors Glossary
- ^ “Radiocommunications (Communication with Space Object) Class Licence 1998”. Federal Register of Legislation. Australian Government (2012年3月21日). 2016年7月6日閲覧。
- ^ Mirabito, M; Morgenstern, B (2004). Satellites: Operations and Applications. The New Communication Technologies (5 ed.). Burlington: Focal Press.. ISBN 978-0240805863
- ^ Satellite Communications: Advantage and Disadvantages Archived 2007-10-23 at the Wayback Machine.
- ^ Martin Chaplin: Water and Microwaves.
- ^ TECH-FAQ: Ku band.
- 1 Kuバンドとは
- 2 Kuバンドの概要
- 3 セグメントと地域
- 4 利点
- 5 欠点
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