FCP
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射撃指揮図(英語: Fire Control Picture, FCP)は、交戦レベルにおける状況図。応答時間はサブ秒単位であり、リアルタイムでの情勢表示が行なわれる。FCPは情報精細度、リアルタイム性が非常に高度であることから、通信帯域や処理速度の制約のため、通常は他の交戦ユニットとの共有は行なわれない。 ただしアメリカ軍においては、共同交戦能力(CEC)の導入により、FCP精度の共通状況図として、単一統合航空状況図(Single Integrated Air Picture, SIAP)の生成が試みられている。
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FCP(FirstClass Protocol)
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「FirstClass」の記事における「FCP(FirstClass Protocol)」の解説
FirastClassのオペレーションの鍵となったのは、基礎を成すFCP (FirstClass Protocol)だった。FCPは、トランスポート層の通信プロトコルで、FirstClassにおけるすべての通信で使用される。このプロトコルは、ファイル転送のみならず、すべての動作に対してエラーの無い通信を保証する。FCPは異なる複数の物理層で実行できた。初めはモデムとAppleTalkに対応し、後にNovellのIPXやTCP/IPに対応した。サーバーとクライアントはこれらのどのリンクを通してでも通信できたので、自宅からでもオフィスからでも場所を選ばず、同じサーバーへのアクセスが可能になった。 FCPは、様々なパケットサイズを異なるネットワークプロトコルに合わせる、スライディングウィンドウをベースとした通信を行っていた。後のバージョンで、TCP/IPといったエラーフリーのリンク上で実行する際には、FCP独自のエラー訂正システムを使わないようにすることができるようになった。また、FCPにはBlowfishをベースとする暗号化システムがオプションで実装されていた。これらの機能を使わないようにした場合、FCPは当時主流だった2400bpsのモデムでも良いパフォーマンスを発揮した。 さらにすべてのFCPパケットは、TCP/IPにおけるポート識別と同様の「タスクナンバー」識別名を備えていた。これによりFCPは、それぞれのクライアントとサーバー間でいくつもの仮想リンクを構成することを可能にした。サーバーはマルチスレッドのカーネルを実装し、クライアントに要求されたすべてのタスクに対して新しいスレッドを開いた。ユーザーはメールを読んだり作成したりしながらも、ファイルのアップロードとダウンロードを同時に行うことができた。
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