黄_(春秋)とは? わかりやすく解説

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黄 (春秋)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 04:39 UTC 版)

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国姓 嬴姓中国語版
爵位
国都 河南省信陽市潢川県隆古郷中国語版
分封者 不詳
始祖 不詳
滅亡原因 により滅亡
史書の記載 1.『春秋左氏伝
(始見は桓公八年)
2.『竹書紀年
(始見は夏相二年)
周朝諸侯国一覧
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(こう)は、周代諸侯国。爵位は子爵。国君は嬴姓中国語版。国民は東夷黄夷中国語版の末裔である。殷代に黄夷が淮水の浜に建立した国家。周人が殷を滅ぼすと黄人は帰服し、領土を安堵された。出土した東周時代の黄や関連する青銅器によると、嬴姓の黄は姫姓中国語版英語版等と婚姻関係を結んでいた。

先秦時代には複数の黄が存在していた。現在の山西省境内にも臺駘の末裔のが存在し、によって滅亡した 。本文が記述する諸侯国河南省潢川県隆古郷中国語版の黄である。

歴史

竹書紀年』には「(夏)后相即位、二年、征黄夷」とある。

黄の歴史については『春秋左氏伝』に詳しく、桓公八年(紀元前704年)が始見である。当時は勢力が強まっており、楚の地に諸侯を集めたが、黄・中国語版英語版の二国は参加しなかった。結果、漢陽(漢水の北)の随は討伐を受け、淮水の黄は距離が遠いお陰で、討伐からは免れたが、楚の斥責を受けた。

紀元前675年、楚の文王は黄を討伐した。面對勢力已拡張到淮河中上游的楚国、黄国採取依靠強斉抵禦強楚的策略。紀元前658年、黄はにおいて行われた対楚の為の会盟を・宋・中国語版・黄の四国で結んだ。第二年、四国は陽穀で会盟した。紀元前655年秋、黄・江の二国はを討伐した。その頃、斉は者の地位を形成しており、淮域の諸国は楚に叛して斉についた。楚も覇を唱えるために北上路線を取り、黄の姻親の小国のを滅ぼした。弦の君主の弦子は黄に逃奔した。6年後の紀元前649年冬、楚は「黄人不帰楚貢(黄の人が楚に貢を出さない)」ので出師し黄を伐した。半年後の紀元前648年夏、黄は楚によって滅ぼされた。

黄国故城

黄国故城は河南省信陽市潢川県北西6キロメートルの隆古郷中国語版に位置する。城址は長方形で、周長は6700メート、城壁は残っている部分で5~7メートルあり、西周から春秋時代に造られた。黄国故城の西南約20キロメートルの光山県宝相寺一帯に黄の貴族の墓地が発見された。1983年には黄君孟夫婦の墓、1988年には黄季佗の父の墓が発掘された。黄の領域内の羅山光山・潢川等の地からは貴重な黄国文物が出土しており、春秋時代早期のものと見られている。


「黄 (春秋)」の例文・使い方・用例・文例

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