高速車・空港リムジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 09:53 UTC 版)
「関東自動車 (栃木県)」の記事における「高速車・空港リムジン」の解説
基本デザインはクリーム色をベースに裾に水色と銀色。ホイールベースに3本の木が描かれる(2階建て車はエンジン部分)。車両は使用路線に合わせて空港リムジンには「AIRPORT LINER」、とちの木号・マロニエ新宿号・北関東ライナーには「HIGHWAY EXPRESS」の表記で運用が区分されていたが、2010年夏以降に導入された空港リムジンはとちの木号を含め自社のすべての運用に対応できるよう「HIGHWAY EXPRESS」に表記が統一された。なお「HIGHWAY EXPRESS」のネーミングはとちの木号の共同運行者である近鉄バスの車両に付けられていたものを流用したものである。 マロニエ号(成田線)の日野・ブルーリボンRU以来、日野・セレガシリーズが中心で、2000年前後はスーパーハイデッカーが採用されており、三菱ふそう・エアロクィーンやいすゞ・ガーラ(初代のスーパーハイデッカー)も導入されたが、2006年以降に導入された2代目セレガ・ガーラはハイデッカーに戻り、2008年度以降は車体への愛称表記を廃止した。なお、自動車NOx・PM法の対象地域への車種規制や経年により、スーパーハイデッカーは後述の夜行用エアロクィーン以外は廃車され、みちのりグループの茨城交通及び会津乗合自動車、グループ外の阿寒バスなど東北・北海道地区の会社へ移籍した。 マロニエ新宿号用に数台のトイレ付の貸切車が高速車へ転用改造された。運行開始時に用意された最初の1台は高速カラーへ変更されたが、その後に転用された車両は貸切カラーのままマロニエ新宿号に使用された。マロニエ新宿号撤退後は、1台がトイレ撤去の上貸切車に復元された以外は廃車・売却された。 夜行高速バス「とちの木号」は、当初はスーパーハイデッカーを使用し、1999年に共同運行の近鉄バスに合わせ三菱ふそう・エアロキングを導入し主に使用。久喜駅停車に併せて2010年には2台目となるエアロキングが導入された。2002年に真岡・小山線(現在は休止)を新設時に導入したエアロクィーンは、夜行と北関東ライナーの共通予備車となっている。 2019年7月に、みちのりグループの岩手県北自動車・茨城交通・会津乗合自動車に次いで、「みちのりエクスプレス(MEX)」カラーの新車2台が導入された。シャンパンゴールドを基調とし、みちのりオレンジでエントランスを包み込んだものとなっている。車体に入る社名表記は、他のグループ会社と異なり、日本語社名は入らず、新ロゴマークと「KANTO BUS」の組み合わせとなっている。
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