高速路線用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 08:42 UTC 版)
ここでいう「高速路線用」とは、りんどう号や出島号など、高速道路経由で長崎県内と県外を結ぶ路線に使用される車両のことを指す。 貸切車同様ベース車は観光バスであるが、車内最後部(一部は中央床下)には化粧室(車内水洗トイレ)を備えていることが貸切車との大きな違いである。また、1993年(平成5年)以降に導入された車両はリアスポイラーを、1997年(平成9年)以降に導入された車両は車間距離警報装置(トラフィックアイ)を、更に2002年(平成14年)以降に導入された車両は側面及び後面の字幕式行先表示器を装備し、外観上も貸切用、空港連絡用との差別化を図っている。また、全車ともETCを装備している。1980年代末期から1990年代初頭における高速バス開業ブーム時期に開設された路線では、車内は3列シート(2+1列、夜行路線は3列独立)仕様で車内オーディオ(ビデオ(DVD映画)・音楽)サービスやテレホンカード(または100円硬貨)式公衆電話が備えてあり、車内中央にはカーポットが置かれインスタントコーヒーやティーバッグの緑茶がセルフサービスにて利用可能など、長距離運行に適した設備・サービスを備えた豪華仕様となっていたが、現在では一部の路線を除き大半が貸切車と同様の4列シート車による運行となっており、トイレ以外の車内設備・サービスは全て廃止されている。また、車両都合時や続行便にはトイレが設置されていない近距離路線用(佐世保線など)の車両または貸切車にて運行される場合がある。 高速バス「りんどう号」 9E20 現在は廃車 E051 最後の「ロマン長崎号」専用車(三菱エアロエース)。廃止後は「サンライト号」を経て現在は「出島号」に運用。
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