飯山図書館の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 19:42 UTC 版)
飯山町は総工費1億2400万円をかけて図書館の建設に乗り出し、1984年(昭和59年)9月25日に着工し、1985年(昭和60年)3月10日に竣工した。そして同年4月18日に飯山町図書館として開館した。飯山町図書館は飯山町川原1110番地にあり、延床面積728m2の2階建てで、1階に一般閲覧室、児童・生徒閲覧室、事務室と倉庫、2階に閲覧室の予備施設としての学習室A、視聴覚活動や読書活動への利用を想定した学習室Bを設置した。特に学習室は生涯学習時代の到来にふさわしい施設として特筆される。開館時の蔵書数は6,107冊(うち児童・生徒向けが4,781冊)で、これに香川県立図書館からの借用書4,000冊を加えて10,107冊とした。飯山町は開館したばかりの図書館に潤沢な図書購入費を投入し、1985年(昭和60年)度末には16,975冊、1986年(昭和61年)度末には22,841冊、1987年(昭和62年)末には25,793冊と蔵書数は急速に増えた。これに呼応して貸出冊数も1985年(昭和60年)度の37,856冊から1987年(昭和62年)度の47,628冊へと増加していった。この頃の図書館は、幼児とその保護者向けに折り紙、紙芝居教室と映画会を開き、小学生向けには夏休みの「子ども陶芸教室」、母親向けには「手作り絵本教室」を開催していた。特に子ども陶芸教室の人気は高く、参加者を抽選で90人に絞り込むほどであった。1994年(平成6年)4月、コンピュータによる蔵書管理・貸し出しを導入した。2002年(平成14年)度の蔵書数は64,499冊、入館者数は40,205人、貸出冊数は78,381冊であった。 合併を直前に控えた2005年(平成17年)1月16日、飯山総合学習センターが開館し、飯山町図書館は同センターでの業務を開始した。飯山総合学習センターについて棚橋満雄は、旧飯山町図書館も立派であったのに「なんのためにわざわざ新しい図書館をつくったのか」と建設に疑問を呈した。同年3月22日、丸亀市立飯山図書館に改称した。2010年(平成22年)度より、一部の業務が民間委託されるようになった。
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