食指(しょくし)が動(うご)・く
食指が動く
食指が動く
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:57 UTC 版)
『春秋左氏伝』の故事。 鄭の子公が霊公を訪ねる途中、子公の人差し指が動いたのを同行者が見て「ご馳走にありつける前兆」と言った。「食指」とは人差し指のことである。 このことから、物を欲しがったり興味を持ったりする意味となった。
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食指が動く
出典:『Wiktionary』 (2018/04/06 09:28 UTC 版)
成句
由来
- (白文)楚人獻黿於鄭靈公。公子宋與子家、將入見。子公之食指動。以示子家曰、他日、我如此、必嘗異味。及入、宰夫將解黿。
- (訓読文)楚人、鄭の靈公に黿を獻ず。公子宋と子家、將に入りて見えんとす。子公の食指動く。以って子家に示し曰はく、「他日、我此の如く、必ず異味を嘗ぜん。」入るに及びて、宰夫將に黿を解せんとす。
- (現代語訳)楚の人が、鄭の霊公にすっぽんを献上した。王族の子宋と側近の子家が、ちょうどそのとき霊公を訪問した。公子宋の食指(人差し指)がぴくりと動いた。子家にそれを指し示して言った、「いつでも、このようになると、必ずご馳走にありつけるんだよ。」入室すると、料理人がちょうどすっぽんをさばいていた。
関連語
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