電気局の誕生とは? わかりやすく解説

電気局の誕生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 02:45 UTC 版)

神戸市電」の記事における「電気局の誕生」の解説

神戸市神戸電気鉄道の間に締結されていた出願時の付帯条件中に、「第1期線は2年以内第2期線は4年以内竣工すること」という一条があった。会社側もそれに従って路線延長繰り返したが、開業4年経過した1914年大正3年)に入って路線総延長が約12.2kmと、当初計画された路線網半分にも満たず計画路線完成大幅に遅れることは明瞭であった計画遅れた理由としては内務省軌道敷基準厳しくなって従来より広い道路幅員必要になり、その分用地買収にかかる費用増大したことが挙げられる。しかし、市民の間から計画路線早期敷設求める声が日増しに高まりこのまま民営事業進めていくのでは神戸市発展速度建設追いつけないことが危惧されたため、公営事業として運営しようとの声が高まり神戸市1916年大正5年)から神戸電気との間で買収交渉開始9か月に渡る交渉滝川儀作神戸商業会議所会頭調停によって買収案が妥結監督官庁許可受けて1917年大正6年8月神戸市は「神戸市電気局」を発足させ、神戸電気軌道電気供給業を引き継いだ電気発足以後第1期線のうち最後まで残っていた布引線残部延伸工事開始1919年大正8年4月熊内1丁目 - 上筒井間が開業、翌1920年大正9年)には阪神急行電鉄神戸線開通して筒井大阪への新しターミナル誕生した未着手の第2期線については出願後に神戸市内が大きく発展したことから計画の見直し実施市会議決経て出願1920年5月許可下り1921年大正10年8月加納町3丁目 - 大倉山間の開通皮切りに順調に延伸続け1925年大正14年3月和田線中之島 - 今出在家2丁目間が開通して当初計画路線完成するとともに市電末期まで続く「山手」「浜手」を結ぶ市電ネットワーク確立された。

※この「電気局の誕生」の解説は、「神戸市電」の解説の一部です。
「電気局の誕生」を含む「神戸市電」の記事については、「神戸市電」の概要を参照ください。

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