陽一の家族
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「ミスター味っ子の登場人物」の記事における「陽一の家族」の解説
味吉陽太(あじよし ようた) 『ミスター味っ子II』の主人公。第一話時点では中学2年生。「ミスター味っ子」の主人公・味吉陽一の一人息子である。味皇料理界との接点を持ってからは味皇料理会少年部に特待生として所属。 後に、天才料理人育成のカリキュラムが組まれた味皇料理会高等部、通称「味皇高校」に在籍する。第一部の43話(中学3年春)から44話の味皇高校入学式の間に約10ヶ月の空白期間があり、別人のように背が伸びて容姿が変わった。母親からは「勉強をして大学を出て、一流の会社に行けばいいの」と言われているが、本人は料理をすることが大好きで、祖母から時々料理を習っていた。「ミスター味っ子」の息子に相応しくアイディアの煌きは抜きん出ていて、少年時代の陽一のように負けん気の強さは人一倍である。味皇高校の「ガレリア」にも参加し、「第二日之出食堂」という名前の店を出したが、その店についての詳細は作中で語られる事はなかった。第二部では高等部を抜け出し(在籍中である事は作中の台詞で言及されている)、18歳に成長して活躍する。 陽一と比べて荒っぽい言動やダイナミックな発想が目立つ反面、周囲に父親やアンヌといった非常識な人物が多いためツッコミ役を務めることも多い。陽一と葛葉が源三との料理勝負に向かう車内でどちらも「自分達は料理を作る事しか出来ない」「料理が出来ればそれでいい」という意味の台詞を吐いたのを聞いて(良い大人がそれじゃ、ただのアホじゃないですか)と内心困惑して突っ込んでいるが、すぐに(だったら、僕もそのアホになってやろう)と決意している。 最終巻巻末の天台ハジメの取材メモで、その後は結婚して子供(陽一の孫)が生まれた事が明かされた。 後年、同作者の『将太の寿司2』、最終話にゲスト出演。成長したアンヌに連れられて主人公が働く「モナミ寿司」に来店、主人公の寿司を食べて「俺ならもっとうまい寿司が作れらい!」と負けん気の強さを見せ、逆に本作よりも落ち着いたアンヌに「相変わらず大人気ない」と苦笑されている。 味吉八重(あじよし やえ) 『ミスター味っ子II』に登場。陽一の妻で、陽太の母親である。旧姓は吉野。第一話時点では32歳であり、陽太の年齢から早婚である事を伺わせている。近所で評判になるほどの料理の腕前で、陽一が放浪の旅へ出ている間にも、義母である法子と一緒に、日之出食堂を支えてきた。陽一のすぐ傍で料理を作り続けてきたこともありアイデアや腕は相当な水準である(中学のときに陽一に送ったチョコも陽一がよくできていると評価している)。その一方で、陽太には料理を全く教えず、苦労するのは私たちだけで良いと考えている。両親は岩手に住んでいることが判明している。 息子のセリフや行動から、“良からぬこと(特に下ネタ系)をしているのでは”と早とちりする性格描写がある。陽一との結婚も、そのアグレッシブさと行動力で押しかけ女房となった末でのこととされている。 本編で陽一との慣れそめとなったエピソードて、関陽学院中学の2年後輩の間柄かつ在学当時は陽一のファンだった事が明らかにされた。このエピソードはいわゆる『ミスター味っ子II』の作中作としての発表されたが、『ミスター味っ子』の新エピソードとして描かれている。
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