陸軍女性補助員たちの制服とは? わかりやすく解説

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陸軍女性補助員たちの制服

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 22:14 UTC 版)

軍服 (ドイツ国防軍陸軍)」の記事における「陸軍女性補助員たちの制服」の解説

ドイツ国防軍女性入隊できず、開戦当初女性軍務ノータッチだった。しかし大戦中期以降には後方勤務男性出来る限り前線に送るため陸軍・海軍空軍SS警察いずれでも女性補助隊 (Helferinnen) が導入された。女性補助員は戦闘には参加せず後方任務のみを行うと定められていた。1940年10月通信女性補助隊が結成され、それを皮切りに後方任務を行う女性補助隊が続々結成された。 陸軍女性補助員には、グレーウール背広スカートグレーもしくは白のブラウスと黒いネクタイ支給された。背広の前ボタン一列2個のダブルボタンになっている内袋式の胸ポケット付いており、右胸ポケットのふたには鷲章入っていた。1944年には材料不足により背広簡略化された。背広の前ボタンシングルになり、またポケット胸ポケットから腰ポケットになり、ポケットのふたに付いていたボタンなくなった背広左袖部分には袖章付けた所属する女性補助隊の名称と階級を示すためである。この袖章1944年11月29日三軍すべての女性補助隊が国防軍女性補助隊に改組され彼女たち階級細かく制定されたのを機に大きく変更された。それ以外通信女性補助員の場合は黒ネクタイ左上腕部通信隊を示すブリッツ雷光)章を入れた。このブリッツ章のために彼女らは「ブリッツメートヒェン(Blitzmädchen, カミナリ嬢)」と呼ばれていたという。 帽子略帽似た物を支給されたが、男性軍人達が着用する略帽円形章付いているのに対して女性補助員の略帽にはこれが付かず鷲章だけが付いていた。指導員階級女性補助員は帽子に銀コードパイピング付けていた。 防寒着としてグレーオーバーコート支給されていた。オーバーコート一列4個のダブルボタンになっており、ボタンなしのふた付きポケット左右に付いている。背部男性軍人のオーバーコート同様に裾から腰までにかけて切り込み入っており、長方形調整バックル付きのハーフベルトが付いていた。 作業用スモック支給された。上記制服外出着として着用し日常勤務にはこのスモックを着ることが多かったようである。スモックは6個の前ボタンで、右胸に鷲章入っている。ポケット付いていない物が多かったという。襟に取り外し式の白い襟ライナー付ける者もいたようである。 また彼女たちには革製ハンドバッグ支給されていた。占領地勤務にあたる女性補助員には派手な格好アクセサリー禁止されており、最低限メイクのみが許された。 ドイツ軍占領下パリ勤務する通信女性補助員たち(1940年通信女性補助員たち(1944年国防軍女性補助隊の制服1944年改訂版制服着ている(2008年ワルシャワ蜂起再現イベント女性補助員のオーバーコート2015年ブリーレ(オランダ語版解放祭)

※この「陸軍女性補助員たちの制服」の解説は、「軍服 (ドイツ国防軍陸軍)」の解説の一部です。
「陸軍女性補助員たちの制服」を含む「軍服 (ドイツ国防軍陸軍)」の記事については、「軍服 (ドイツ国防軍陸軍)」の概要を参照ください。

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