鉄道車両の譲渡・解体場所としての活用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 14:00 UTC 版)
「陣屋町駅」の記事における「鉄道車両の譲渡・解体場所としての活用」の解説
前述の通り、2008年3月12日に日本製紙向けの木材チップ輸送がトラック輸送に転換されて以降、貨物輸送には使用されていない状態が続いているが、近年、JR北海道で廃車となった車両の海外への譲渡や解体に使用されている。 2007年:北海道ちほく高原鉄道CR70形気動車のうち3両が専用線に運び込まれ、ミャンマーへ向けて譲渡されている。 2012年(平成24年)2月3日:廃用となったタンク車14両とレール輸送車(チ50000・チラ50000)12両を室蘭港からミャンマーへ譲渡するために上記の専用線が4年ぶりに用いられることになり、室蘭開発がその荷役作業に当たった。その後、タンク車とレール輸送車は崎守埠頭に留置されていた。 5月21日:2月から留置されていた貨車などが同日から船積み作業が行われ、翌22日夕方、ミャンマーへ向けて出港した 2015年(平成27年)5月:「寝台特急・北斗星」の運行縮小により過剰となった24系客車と、札幌圏で置き換えが進められ引退した711系電車がJR貨物DF200形機関車により構内に引き入れられ、室蘭開発のスイッチャーが現地で入れ替えに当たったが、どちらも他社への譲渡の予定はなく解体前提での留置となった。 7月6日:5月から留置されていた711系電車の解体が着手された。 9月14日:同じく5月から留置されていた24系客車19両の解体も始まり、11月までに全車の解体が終了した。 11月:北斗星を牽引していたJR北海道DD51形機関車が数両のホッパー車と共に入線し、ミャンマーへ輸出される。 2016年(平成28年)4月12日:前月のダイヤ改正をもって廃止された急行「はまなす」に使用された14系客車が札幌運転所から当駅構内に回送された。当面留置の後、解体予定となっている。 7月5日:急行はまなすの運行終了により余剰となったJR北海道DD51形が8両、輸出のため当駅まで輸送された。陣屋町駅まではJR貨物DF200形の牽引により異例の8重連で構内に引き入れられ、駅構内では室蘭開発のスイッチャーが入れ替えに当たった。当面は構内に留置され、年内にもミャンマーへ輸出される予定という。 陣屋町臨港駅構内に運び込まれた711系と24系(2015年7月) 陣屋町臨港駅構内で解体される24系客車(2015年9月) 陣屋町臨港駅構内に運び込まれた14系とDD51形(2016年7月) タイ王国に輸出のため、室蘭港崎守埠頭に運び込まれた183系(2020年9月)
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