鉄道車両の歯車比
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/20 07:52 UTC 版)
鉄道車両においては、電気車及び電気式気動車・ディーゼル機関車の場合、主電動機側の小歯車(歯車数A)と被駆動大歯車(歯車数B)の歯車比 (=B/A) を表す。 この場合、歯車比が小さいと車輪の回転数が大きくなり、低速性能(加減速)は低いが、高速性能(最高速度や高速域での加減速)は高くなる。このため、特急形電車や新幹線車両などはこれに値する。 逆に歯車比が大きいと車輪の回転力が大きくなり、低速性能は高いが、高速性能は低くなる。特に貨物用電気機関車や通勤形電車はこれに値する。 内燃動力車は、機械式、液体式共に変速機と最終減速機の組み合わせであることは自動車と同じであるが、逆転機を用いて前後進共に同じ歯車比で走行できる(同じ速度で運転できる)点が異なっている。
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