鉄道車両の滑走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/29 14:46 UTC 版)
鉄道車両の場合、何らかの理由で車輪と軌条の間の摩擦力が低下し、制動時に車輪がロック(lock)し、そのままレール面を滑る現象を「滑走」という。これにより、列車の制動距離が大幅に伸び、駅などの停止位置をオーバーランしたり、時には列車追突などの弊害を生じるほか、車輪踏面が削れ、平たい部分(フラットスポット、通称フラット)が発生し、走行時に騒音や振動の発生源となる。そのため、鉄道車両は定期的に車輪踏面の削正を行う必要がある。 滑走防止のためアンチロック・ブレーキ・システムが、また、フラットの発生を防止するためフラット防止装置が装備されるようになった。
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