鉄道車両の片開き扉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 09:42 UTC 版)
鉄道車両の人荷用扉に引き戸が使用される場合、古くは片開きが多かった。路面電車では車端部に扉を配置する場合、端部に戸袋となる場所を設けた2枚引き戸の片開き扉も存在した。ラッシュ時の大量・効率輸送が求められる通勤形車両や近郊形車両では、扉の開口幅の拡大と開扉に要する時間の短縮を目的として、1960年代以降、両開き扉の採用・導入と片開き扉の車両の淘汰により両開き扉への移行が進み、1990年代以降の日本では、寒冷地で営業していて保温に有利な理由で採用しているJR北海道の車両を除き、都市部で通勤形車両のものとしてはみる機会は少なくなった。一方、長距離列車用の車両(急行形車両・特急形車両・新幹線車両)においては現在でも多くの新製車両が片開きドアを採用している。
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