賭博破戒録
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「賭博黙示録カイジの登場人物」の記事における「賭博破戒録」の解説
黒崎 義裕(くろさき よしひろ) 声 - 堀内賢雄(アニメ版)、宮内敦士(『トネガワ』アニメ版) 演 - 嶋田久作、吉田鋼太郎(劇場版第3作) 帝愛グループにおける最高幹部の一人。利根川の失脚後、帝愛No.2の地位を不動のものにする。カイジから「大将」というあだ名を付けられた。 カイジを典型的な「野良犬」と言い表しつつも、牙は抜けていないと警戒しながら勝負師としての力量を評価している。「地下」での勝負でカイジが大金を手にした際には、結果に奮いたった囚人達の労働意欲に影響するため、外出権(地下に入って1年未満の者は時期尚早として外出させない仕来りがある)においてカイジに特例を認める。パチンコ「沼」編の一条に対しても忠告や(半ば脅しに近い)叱咤激励するなど、部下への気遣いも見られる。『24億脱出編』では帝愛関係者内で最もカイジを知る人物として遠藤を指名、今までの遺恨を水に流すと説得し、捜査本部長に起用した。 帝愛ではNo.2の地位にいながらも驕ることはなく、周囲に配慮をする一面があるため、部下達から厚い支持を得ている。見かけでは利根川とは違い「いい人」である。 かなりのアウトドア派で、特注のキャンピングカーを購入しバーベキューを自ら用意して振る舞うなど、趣味の枠を超えて本格的に拘っている。家庭でも家族(妻と子供2人がいる)を思いやる「いい父親」であろうと努力はしているのだが、彼以外の3人はどちらかと言えばインドア派でウケが悪いため苦悩しており、帝愛を定年退職したら『男はつらいよ』の渥美清のように全国を旅したいと思っている。兵藤の機嫌をうまく取っているように見えるが、実際はそれなりに考えて行動している様子で、『24億脱出編』では遠藤相手に弱音を吐きたがる。人前では第一人称は「ワシ」や「私」、気の置けない者の前では「俺」である。 『中間管理録トネガワ』では利根川曰く「言いにくいことをいつも躊躇なく指摘でき、そして常に好反応に繋がる」人物として利根川のライバルとして描かれる。こちらでは、時折相手を畏怖させる無言の圧力を放っており、底が見えない人物として描かれている。 『1日外出録ハンチョウ』では、宮本にE班を案内され、沼川が作った発酵食品を試食して気に入り、全部持ち出した。 映画『カイジ ファイナルゲーム』では、兵藤に直訴して派遣会社「良善興業」を設立しており、わずか数年で日本の派遣業界のトップに君臨し「日本の派遣王」と呼ばれている。帝愛ランドのゲーム「最後の審判」でカイジ達と対決する。
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