護衛犬の代わりとは? わかりやすく解説

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護衛犬の代わり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:19 UTC 版)

ロバ」の記事における「護衛犬の代わり」の解説

スイスドイツなどの欧州国々では、護衛犬の代わりにロバ使っている地域もある。ロバオオカミに対してきわめて攻撃的なのだという。 欧米では護衛ロバの事を「ガード・ドンキー」と呼んでおり、比較小規模牧場家庭菜園レベル放牧地護衛英語版)の代替として導入することが推奨されている。初め導入する際には雌ロバ去勢済みの雄ロバ用いられるが、家畜群れの中で生まれ育ち周囲家畜を友とする縄張り意識獲得したロバ護衛ロバ候補としては最適とされている。護衛ロバ護衛比較して集団襲ってくる野犬オオカミピューマクマなど自分より大きな捕食者には対抗出来ずアライグマなどの小動物による農作物被害農場主積極的に通知する事も無い」事が短所であるが、「一晩中吠え続けて近所騒音被害を及ぼす様な事は無く大型護衛馴れていない訪問客にとっては物理的にも安全である」事が長所とされる護衛のように家畜回りパトロールする習性持たず捕食者侵入するまでは家畜と共に牧草食べているが、鋭い聴覚捕食者侵入察知すると、自分縄張り侵されたと判断して侵入者真っ直向かっていく性質を持つ。ロバ本能的にイヌ属動物に対して攻撃的であり、ウマのように自分達だけ真っ先逃げ出してしまう事もなく、単独牧草地への侵入試みコヨーテ野犬キツネハイエナ等に十分に対峙できる能力有しているとされるロバイヌ属対決する際、首に噛み付いて振り回したり、噛みながら前足踏み潰す様に激し攻撃繰り返す事が特徴で、家畜群れ導入したばかりの雄ロバ場合ヒツジ等の家畜護衛ではない普通の飼い犬がうっかり近づく激高して踏み殺してしまう事もあるため、護衛ロバ育成する際には農場主ロバ生態本能対す正し知識必要になるという。なお、南米諸国米国西部では護衛ロバとほぼ同じ用途で雌や去勢済みの雄リャマ護衛リャマ英語版)として育成される

※この「護衛犬の代わり」の解説は、「ロバ」の解説の一部です。
「護衛犬の代わり」を含む「ロバ」の記事については、「ロバ」の概要を参照ください。

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