譲渡車両・機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 02:50 UTC 版)
流鉄(旧・総武流山電鉄) 3000形として旧101系が3両固定編成に改造された上で2本(6両)がそれぞれ2代目の「流星」・「若葉」の編成愛称で運用されていた。なお、「流星」は135編成、「若葉」は131編成を種車としていた。2009年度には新101系の273編成が譲渡され、5000形となり、3代目「流馬」の愛称で運用されている。 3000形「流星」は2010年8月29日、同系「若葉」は2011年5月15日に実施したさよなら運転をもって運用を離脱し、代替車両として「流星」塗色の5000形第2編成(元新101系275編成)が導入された。。2012年3月には5000形第3編成(元新101系277編成)2代目「あかぎ」が営業運転を開始している。 上信電鉄 200形を置き換えるため、2004年度に新101系289編成が、2005年度には293編成が譲渡された。同社では500形という形式番号を名乗っている。主な改造点として、旧2000系更新車をベースとした内装更新と車内案内表示器や車椅子スペースの設置といったバリアフリー対応、側面にLEDを使用した行先表示器の設置およびワンマン運転対応改造を行った。外観は第1編成が緑帯(2008年 - 2012年の間は『銀河鉄道999』のラッピング車両となっていた)、第2編成が赤帯という差異がある。 秩父鉄道 急行「秩父路」用の3000系(JR東日本から購入した国鉄165系)を置き換えるため、229編成・231編成・233編成が3両編成化、2扉クロスシート化改造をされ、同社6000系となった。同社に譲渡された新101系はいずれも秩父鉄道直通運転に使用していた編成である。これらの車両は2006年3月15日より営業運転を開始し、同年11月25日までに3000系をすべて置き換えた。 伊豆箱根鉄道 老朽化した1100系(元西武701系)を置き換える目的で1300系として新101系の283編成・235編成から1235-235-284の3両固定編成に組み替え、改造の上譲渡された。その後、2009年には291編成と237編成から1237-237-292の3両固定編成に組み替え、改造の上譲渡された。このうち前者は、2016年12月10日から新101系の旧塗装時代と同じ塗装に戻されて運行している。 三岐鉄道 751系として上記伊豆箱根譲渡編成の残り3両 (283-236-1236) が3両固定編成に組み替え、改造の上譲渡されたほか、部品取り用に237編成のモハ238-クハ1238が譲渡された。部品取り用に譲渡されていた237編成だが、脱線事故で851系(もと西武701系)クハ1851が廃車になったため、代替車両としてクハ1238がクハ1881として改造され851系の一部となっている。モハ238は同時期に解体された。 近江鉄道 2009年3月に269編成と291編成のクモハ291、2012年12月に295編成と303編成のうちサハを除く6両、2013年2月に281編成と285編成と309編成のうちサハ1301-9・サハ1301-10・モハ301-9・モハ301-10を除く4両が譲渡されている。このうち269編成は未改造のまま西武時代の塗色で彦根駅構内に留置されていたが、2013年6月14日に900形「淡海号」として営業運転を開始した。295編成は100形101編成「湖風号」として2013年12月17日より、285編成は100形102編成として2014年4月23日より、281編成は100形103編成として同年12月11日よりそれぞれ営業運転を開始している。301系303編成は100形104編成として2017年10月21日に営業運転を開始している。また、モハ301-3とモハ301-4は彦根駅構内に留置されていたが、2019年2月15日に夜から16日未明にかけて奈良県の解体場に陸送された。部品取り用に譲渡されたクモハ291も同時期に解体されている。 301系309編成は100形105編成として2018年10月に営業運転を開始している。
※この「譲渡車両・機器」の解説は、「西武101系電車」の解説の一部です。
「譲渡車両・機器」を含む「西武101系電車」の記事については、「西武101系電車」の概要を参照ください。
- 譲渡車両・機器のページへのリンク