議員の選出方法とは? わかりやすく解説

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議員の選出方法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 16:24 UTC 版)

区議会 (香港)」の記事における「議員の選出方法」の解説

区議会設立同時に21歳上の香港市民選挙権与えられ区議会選挙実施された。民選議員は現在、小選挙区制により選出されている。過去には特殊な中選挙区制(一選挙区2名当選有権者は2票投票)で選出された。全区議会400名おり、最も多い。 しかし、選挙によって選ばれる民選議員のほかに、委任任命議員や当然(兼職議員存在する委任議員1995年パッテン改革により一度廃止されたが、返還後復活した(全区議会102名)。当然議員は、新界原居民議会組織である郷事委員会互選によって選出した代表(全区議会27名)である。立法会比べると、区議会民選議員割合が高い。 2010年香港中央議会に当たる立法会政治改革法案可決し1215年委任議員定数102人から68人になり、2013年立法会区議会条例修正案可決し1619年度の区議会委任議員全部廃止したまた、選挙区1万7千人基準人口として設置されている。つまり、大きな団地一つ分が一選挙区となり、区議会議員住民との物理的な距離が極めて近い。そのため、政治的イデオロギー棚上げして、身近な生活問題争点としやすい。結果区議会では、有権者民主化積極的な民主派を必ずしも選択せず、左派労働組合基盤とする民主建港聯盟投票する割合も高い。 また、区議会権限限定されており、重要視とされていないため、一般的に投票率立法会選挙より低い(立法会は普通50%水準で、区議会は約40%〜45水準)。さらに小選挙区制度のため、1選挙区での総投票数少なく少ない票で結果が決まる。一部選挙区では総投票数が約2000票くらいである。2019年第六選挙には、2019年香港民主化デモ影響により民主親中両派の市民投票意欲高め一部選挙区では80%を超える投票率記録し全体投票率が71.23%という香港直接選挙導入され以降最高記録達成するなど異例な展開になっている区議会ではほぼ全議席直接選挙選出されるのに対し立法会議席のうち、(選挙区別)直接選挙選出されるのは半分であり、行政長官選挙、及び行政長官選挙における有権者となる選挙委員会委員選出する選挙委員会委員選挙いたっては、直接選挙ではなく間接選挙で行うことになっている

※この「議員の選出方法」の解説は、「区議会 (香港)」の解説の一部です。
「議員の選出方法」を含む「区議会 (香港)」の記事については、「区議会 (香港)」の概要を参照ください。

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