諸言語名
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現在では、加工後の干物を「するめ」と呼び、その材料になる生物、すなわち本種を「スルメイカ」と呼ぶのが普通だが、古くは加工前のイカ自体をも「するめ」と呼んだ。後に干物との呼び分けの必要が生じて、「するめいか」という合成語が使われるようになったらしい。なお、平安時代の辞書『和名類聚抄』を見ると、「小蛸魚」の項に訓じて「知比佐岐太古、一云須流米」(ちひさきたこ、するめともいふ)とあり、「するめ」は古くには、さらに異なる意味をもっていたことがうかがわれる。 旬である夏に獲れるスルメイカは「夏イカ」とも呼ばれる。また、春から初夏にかけて獲れるまだ小振りのものを魚市場では「バライカ」、初夏に相模湾など関東周辺で獲れる若く小さなイカ(外套長20cm以下の若齢個体)を「ムギイカ」と言う。後者は、麦が実るころ獲れ始めることに由来するものである[要出典]。方言では他にも、「真イカ」「マツイカ」「トンキュウ」「ガンゼキ」「シマメイカ」「サルイカ」などがある。 英語名は、Japanese Flying Squid、Japanese Common Squid、Pacific Flying Squid など。中国語名は「太平洋褶柔魚」(tàipíngyáng zhěróuyú)。また流通上は「北鱿」(běiyóu; ペイヨウ)の俗称がよく使われている。日本語では漢字に「鯣」の字を充てることがある。
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諸言語名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 01:41 UTC 版)
日本語の「マグロ」は目が大きく黒い魚であること(目黒 - まぐろ)に由来するという説がある。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}他にも保存する事が困難とされた鮪は、常温に出しておくとすぐに黒くなってしまう為、まっくろ→まくろ→まぐろ。と言われるようになったと言う説も存在する[要出典]。 現代の日本語では、マグロ属の中の1種であるクロマグロ(学名:Thunnus orientalis)のみを指して「マグロ」と呼ぶ場合も少なくない。また、「カジキマグロ」(カジキの俗称)および「イソマグロ」(イソマグロ属)は和名に「マグロ」を含むが、学術上はマグロ(属)ではなく、生物学の成立以前から存在した通俗名(梶木鮪、磯鮪、など)を引き継いだものである。 英語名 Tuna は「マグロ」と日本語訳されがちであるが、実際は上位分類群のマグロ族 (Thunnini) 全般を指し、マグロだけでなくカツオ、ソウダガツオ(マルソウダ、ヒラソウダ)、スマなどを含む(詳細はツナを参照)。
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