諸メディアにおけるヒトラーのキンタマ
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「ヒトラーのキンタマ」の記事における「諸メディアにおけるヒトラーのキンタマ」の解説
この歌は諸メディアで頻繁に現れている。 1957年の映画『戦場にかける橋』中の有名な『ボギー大佐』のカットではこの歌詞は登場していない。あまりに下品であると考えられたためである。しかし、連合軍の捕虜が歌っているのが『ヒトラーのキンタマ』であることは映画を見たイギリス人なら歌がなくても察することができるのである。 「It Ain't Half Hot Mum」と「Goodnight Sweetheart」の中では、この歌詞そのものは出てこないが明らかにそれをほのめかしている。前者では特務曹長がバンドが最後のコンサートを終えたことを嘆いて『ボギー大佐』の曲をハミングし、「歌詞がどんなだかは誰だって知っとる!」と言う。 トマス・ピンチョンは彼の小説『V.』で歌詞を引用し、マルタのイギリス軍砲兵に歌わせている。 ベット・ミドラーは彼女のコンサートフィルム『Divine Madness』で、この歌詞を歌っている。 イギリスのテレビのシチュエーション・コメディ『Allo Allo!』でこの歌詞が登場した。 1995年5月26日付の『朝日新聞』朝刊のコラム「天声人語」で、この替え歌の歌詞が言及されている。 チェコ映画『ダーク・ブルー』(2001年)に登場。 アメリカの小説家ジョン・ノウルの小説『A Separate Peace』を映画化した1972年の映画で歌われた(小説中ではこの歌は登場しない。映画中の曲も『ボギー大佐』ではない)。 2000年、Vertigoのミニシリーズ『Adventures in the Rifle Brigade』で登場。後続のミニシリーズ『Operation Bollock』では失われた睾丸が物語の中心的なプロットデバイスになっている。 2003年、イギリスのビール・スピットファイアの広告「ボトル・オブ・ブリテン」で登場。第三帝国の制服に身を包んだヒトラーの写真に「Spot the ball (タマを探せ)」というキャプションが添えられていた。この広告は、印刷メディアの「Spot the ball」コンペティション(ボールだけ修正で消してあるサッカーの試合のある瞬間の写真を読者に見せて、ボールのある位置を当てさせる企画)と掛けている。 BBCテレビのコメディー番組『Alas Smith and Jones』中のある回でメル・スミスとグリフ・ライズ・ジョーンズが戦争の頃を回想し、その時代の歌を歌う。スミスは「White Cliffs of Dover」や「We'll Meet Again」感傷的に歌うが、ジョーンズが「ヒットラーのキ……」と歌い始めたときにそれを止める。 BBCテレビのコメディー番組『Two Point Four Children』では(バーバラ・ロットが演じる)おばあさんが友人との会話の中でゲッベルスに言及し、「タマが無かったんですって?」と質問する。 BBCテレビのシチュエーション・コメディ『The New Statesman』の登場人物が冷凍保存されたヒトラーの性器を目撃したとき、「しかし1つしかないじゃないか!」と驚いて叫ぶ。 Amazon Prime のドラマ『高い城の男』、シーズン4、エピソード8で、レジスタンスがピアノを弾きながらこの歌を歌い、ダンスをする場面がある。
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