設計方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 16:36 UTC 版)
小規模または簡単なものではオームの法則、キルヒホッフの法則をはじめとした諸性質を用いて手計算を行うことができる。 実際の利用目的に即した特定の状況の下では、基本的な回路の構成や利用される入出力の条件が定型化されていることも多く、それに応じた解法を用いて設計できる場合がある。 電気回路を設計するためのツールとして回路シミュレーターがある。これは回路の構成とそれに加えられる電圧・電流を仕様に従って記述することで、各節点における電位、各枝における電流の分布の時系列を計算するものである。 計算の方法として節点電位法、閉路電流法があるが、実現面で変数の設定の容易さから前者が用いられる。 回路シミュレーターの例として電子回路分野を中心とした用途でSPICE、電力工学分野を中心とした用途でEMTPがある。
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設計方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 06:12 UTC 版)
アンカーボルトに生じる引張り力とせん断力を計算する。 下の表を参考に、(1)コンクリートからの許容引抜き力、(2)アンカーボルトの許容引張り力、(3)アンカーボルトの許容せん断力を計算し、アンカーボルトに生じる引張り力とせん断力を超えないように、太さ・材質・埋め込み長さを決定する。引張りについては、下記の表の(1)と(2)のうち小さい方を採用する。なお、(1)が(2)より小さい場合、コンクリートの破壊が先行しもろい破壊となる。逆に(1)が(2)より大きい場合、鋼材の降伏が先行し、粘り強さに富んだ破壊となる。柱・梁・耐力壁など、耐震性を必要とする箇所では、(1)が(2)より大きくなるように設計する。 長期短期(荷重のかかる時間が約1時間以内)(1) コンクリートからの許容引抜き力許容付着応力度σa[N/mm2] = 0.7付着面積Aa[mm2] = 直径D[mm]×π×埋め込み長さL[mm]許容引抜き力[N] = σa[N/mm2]×Aa[mm2] 許容付着応力度σa[N/mm2] = 1.4付着面積Aa[mm2] = 直径D[mm]×π×埋め込み長さL[mm]許容引抜き力[N] = σa[N/mm2]×Aa[mm2] (2) アンカーボルトの許容引張り力(SS400の場合)許容引張り応力度σt[N/mm2] = 235÷1.5ねじ部断面積An[mm2] = 直径D[mm]2×π÷4×0.7許容引張り力[N] = σt[N/mm2]×An[mm2] 許容引張り応力度σt[N/mm2] = 235ねじ部断面積An[mm2] = 直径D[mm]2×π÷4×0.7許容引張り力[N] = σt[N/mm2]×An[mm2] (3) アンカーボルトの許容せん断力(SS400の場合)許容せん断応力度σs[N/mm2] = 235÷1.5÷√3ねじ部断面積An[mm2] = 直径D[mm]2×π÷4×0.7許容せん断力[N] = σs[N/mm2]×An[mm2] 許容せん断応力度σs[N/mm2] = 235÷√3ねじ部断面積An[mm2] = 直径D[mm]2×π÷4×0.7許容せん断力[N] = σs[N/mm2]×An[mm2] ※各種許容応力度は、建築基準法令90条・91条及び建設省告示第2464号による。※ねじ部断面積Anはおおよその値であり、詳細は製品の仕様書による。 鉄筋の混み具合などを考慮して、本当にアンカーボルトがその位置に納まるかどうか検討する。納まらない場合、アンカーボルトの位置・形状・太さ・長さ・数量などを、計算した引張り力・せん断力を下回らないように変更する。
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