設立への経緯とは? わかりやすく解説

設立への経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 01:30 UTC 版)

やんばる国立公園」の記事における「設立への経緯」の解説

1996年自然保護議員連盟幹事長務めた岩垂寿喜男が、当時の環境庁長官の就任挨拶で、やんばる国立公園化構想発表した同年4月15日沖縄に関する特別行動委員会 (SACO) の中間報告に、北部訓練場半分以上敷地面積返還されることが付け加えられた。これを受けて同日岩垂中間報告返還後北部訓練場土地利用について、「国立公園選択肢一つとして検討したい」と述べやんばる自然環境について詳しく調査する考え示した2007年3月9日環境省36年ぶりに国立・国定公園の選定要領改正に伴いやんばる奄美群島群生する照葉樹林地帯国立公園として指定する方針決定した1971年選定要領自然公園法に基づき、「優れた自然の風景地」を評価するため改められたが、景観の他に生物多様性などの観点取り入れ、「照葉樹林」、「里地里山」、「海域」といった評価対象要領盛り込まれた。2010年10月公表され国立・国定公総点検事業において、やんばる陸域から海域にかけて、多様連続性をもつ生態系有し、「日本国内傑出した地域」と評価された。 2010年公表され生物多様性国家戦略において、生態系つながり考慮した自然公園指定拡大図り、またエコツアー増加による対策として自然環境保護する目的で、環境省国立・国定公園の指定状況見直し行い新たな公園創設区域拡張すべき既存公園選定した2010年10月4日、同省により国立公園新規指定候補地5か所のうち、やんばる地域選出された。その理由として、ヤンバルクイナノグチゲラなどの固有種と、その他の絶滅恐れがある動植物集中的に分布していることが挙げられる2016年2月1日発行琉球新報記事にて、国頭村村長宮城久和は、やんばる国立公園指定目指し地権者協議進めていると述べた沖縄県2015年6月環境省から照会受けて同年9月にはやんばる国立公園化向けた協議意見調整が行われ、2016年2月26日国立公園化同意した。その翌日2月27日に、環境省やんばるに「やんばる国立公園当時仮称)」を設立する方針決定した国立公園指定、さらに世界自然遺産奄美・琉球」の登録に向けて土地開発農業・林業対す規制について、合意進んだ2016年6月20日中央環境審議会からの答申受けて環境省は「やんばる国立公園」の指定決定した2016年9月9日山本公一環境大臣同年9月15日に、沖縄本島北部地域を「やんばる国立公園」として指定すると、閣議後の会見発表した指定日は地元自治体要望により、ヤンバルテナガコガネ発見され1983年9月15日にちなん決定された。また環境省は、指定日の9月15日官報において告示する発表した。そして9月15日に、「やんばる国立公園」は官報告示され正式に指定された。 年表 1996年4月15日 - 当時の環境庁長官は、返還される北部訓練場跡地利用候補として国立公園化言及2007年3月9日 - 国立・国定公園の選定要領改正しやんばる国立公園として指定する方針決定2010年10月4日 - 国立公園新規指定候補一つとしてやんばる地域選定2016年2月27日 - やんばるに「やんばる国立公園当時仮称)」を設立する方針決定2016年6月20日 - 中央環境審議会答申を受け、「やんばる国立公園」の指定決定2016年9月15日 - 「やんばる国立公園」の指定

※この「設立への経緯」の解説は、「やんばる国立公園」の解説の一部です。
「設立への経緯」を含む「やんばる国立公園」の記事については、「やんばる国立公園」の概要を参照ください。

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