規模・各自衛隊の概説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 12:39 UTC 版)
〈自衛隊と各国軍隊の規模の比較〉順位国名軍事費(億ドル)2016年軍人数(万人)2017年1 アメリカ合衆国 6,045 134.7 2 中国 1,450 218.3 3 サウジアラビア 569 22.7 4 イギリス 525 15.2 5 インド 511 139.5 6 日本 473 24.7 7 フランス 472 20.3 8 ロシア 466 83.1 9 ドイツ 383 17.7 10 韓国 338 63.0 11 オーストラリア 242 33.5 12 ブラジル 235 33.5 高度な装備を保有するが、総兵力は約24万人(うち女性1万2300人)と対人口比で主要国中最低水準である。年間防衛予算も約4兆7千億円で絶対値的でこそ世界的に上位に位置するものの、対GDP比では1%を割って主要国中最低水準である。予算は陸海空で概ね4:3:3の比率であり、予算総額の約44%は人件費で、装備品の調達費は、比較的高額な水準となっている。戦力維持のために若年定年退職制度を導入しており、多くの自衛官の定年退職は54歳である。 近年、国家財政の悪化と少子高齢化のために防衛予算と兵力は減少傾向にあったが、周辺国、特に中国の軍拡や尖閣諸島問題の影響で2013年度以降は対前年比で増加に転じた。また、自衛隊が保有する装備の維持・運用・管理などにおいて他の西側諸国と同じく日米安全保障条約による同盟国アメリカに強く依存している装備も多く、実戦におけるノウハウ習得や幹部自衛官教育、新型装備に関する技術講習などでもアメリカ(在日米軍)との協力関係が重要視されている。
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