規模・位置・形状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 13:49 UTC 版)
奈良市北部の佐紀丘陵の南西斜面先端部に立地するコナベ古墳は、大小60あまりの古墳よりなる佐紀盾列古墳群の東群に属し、その東にはウワナベ古墳、北西には磐之媛命(仁徳天皇皇后)の陵墓に治定されるヒシアゲ古墳がある。コナベ・ウワナベ・ヒシアゲの3基の古墳は、航空自衛隊幹部候補生学校を取り囲むような位置関係にあり、平城宮大極殿跡の北東約750メートルの地点に立地する。 墳丘の長さは204メートルであり、全国でも31位の規模を有する大型の前方後円墳である。後円部の径が125メートル・高さ20メートル、前方部は幅129メートル・高さ17.5メートルであり、前方部はほぼ南の方向を向いている。 ウワナベ古墳もコナベ古墳も、ともに全長200メートルを超える規模を有し、三段築成の前方後円墳が前方部を南方に向けて東西に並んで立地するところから、両古墳の被葬者のあいだに密接な関係が考えられるが、コナベ古墳の方が年代的にやや古いとみられている。なお、コナベ古墳の墳形は市庭古墳(奈良県奈良市)や誉田御廟山古墳(大阪府堺市)との相似関係が指摘されている。 3DCGで描画。東方向から見る 3DCGで描画。前方部正面から見る 3DCGで描画。南西方向から見る 3DCGで描画。北西方向から見る 3DCGで描画。真横から見る
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