ヒシアゲ古墳とは? わかりやすく解説

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ヒシアゲ古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/01 09:50 UTC 版)

ヒシアゲ古墳
ヒシアゲ古墳の拝所
所属 佐紀盾列古墳群
所在地 奈良県奈良市佐紀町字ヒシゲ
位置 北緯34度42分4.73秒 東経135度48分9.68秒 / 北緯34.7013139度 東経135.8026889度 / 34.7013139; 135.8026889座標: 北緯34度42分4.73秒 東経135度48分9.68秒 / 北緯34.7013139度 東経135.8026889度 / 34.7013139; 135.8026889
形状 前方後円墳
規模 墳丘長219m
高さ16.2m
築造時期 5世紀中葉-後半
被葬者宮内庁治定)磐之媛命
陵墓 宮内庁治定「平城坂上陵」
特記事項 全国第24位の規模[1]
地図
ヒシアゲ
古墳
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ヒシアゲ古墳の空中写真(1979年)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
ヒシアゲ古墳(左上)・コナベ古墳(下中)・ウワナベ古墳(右下)(国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成)
磐之媛命平城坂上陵 拝所の全天球画像
(360°インタラクティブパノラマで見る)

ヒシアゲ古墳は、奈良県奈良市佐紀町にある古墳。形状は前方後円墳佐紀盾列古墳群を構成する古墳の1つ。

実際の被葬者は明らかでないが、宮内庁により「平城坂上陵(ならさかのえのみささぎ)」として第16代仁徳天皇皇后の磐之媛命の陵に治定されている。

概要

奈良市佐紀町字ヒシゲにある、全長219m、後円部径124m、後円部高さ16.2m、前方部幅145m、前方部高さ13.6mの前方後円墳。 現在宮内庁に管理されていて、自由に立ち入りできない。陵名は平城坂上陵(ならのさかのうえのみささぎ)。佐紀盾列古墳群に属する。 築造時期は5世紀中葉~後半と思われる。磐之媛命の墓とされている。

構造

一部復元された外堤

前方部に二重濠があり、珍しい。

1993年奈良県立橿原考古学研究所が行った調査では、後円部東側くびれ部相当の内堤の外法肩部分で円筒埴輪列が見つかった。現在、奈良県の風致保全整備事業の公園となって一部は遺構復元がなされ、複製埴輪が立つ。また外濠を横断する渡土堤の存在も確認された[2]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 古墳大きさランキング(日本全国版)(堺市ホームページ、2018年5月13日更新版)。
  2. ^ 今尾文昭「ヤマト政権の一大勢力-佐紀古墳群」74-75頁

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