行政機関・裁判管轄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 17:13 UTC 版)
門司区役所 政令指定都市は、地方自治法252条の20により、市長の権限に属する事務を分掌させるため、条例で、その区域を分けて区を設け、区の事務所又はその出張所を置くものとされている。区には区長が置かれ、市職員が充てられる。北九州市においては、「区の設置並びに区の事務所の位置、名称、所管区域及び事務分掌に関する条例」により、門司区を含む7区が置かれている。 五市合併当初、区役所の組織・権限は、旧市の組織・権限をほぼそのまま引き継ぐものであり、区長の権限も強かった。昭和49年の7区制への移行などを機に組織改革が進み、本庁への権限集約が進んだ。現在、区の事務所(区役所)が分掌する事務は、(1)区が主体となって行うまちづくりに関する事項、(2)区におけるコミュニティの活動の支援に関する事項、(3)住民基本台帳及び戸籍に関する事項、(4)区における社会福祉、社会保障及び保健衛生に関する事項、(5)区における道路その他土木に関する事項、(6)区における子ども及び家庭に係る行政サービスに関する事項、(7)その他区における行政サービスに関する事項とされている。門司区役所の職員数は2018年(平成30年)4月現在207人。 区役所出張所として、松ヶ江出張所と大里出張所が置かれている。1930年(昭和5年)に建築。1999年(平成11年)に登録有形文化財に登録。 門司警察署 福岡県警察に属する。前身は明治24年設置の小倉警察署文字ヶ関分署であり、明治26年に門司警察署となった。 門司消防署 北九州市消防局に属する。本署は大里東にあり、老松、松ヶ枝、門司西の分署がある。1948年(昭和23年)消防組織法の下設置。 第七管区海上保安本部 門司区に本部を置き、福岡・佐賀・長崎・大分の各県、山口県西部を管轄する。出先の事務所組織として、門司海上保安部がある。 門司税関 有明海に面する地域を除く福岡・佐賀の両県、大分・宮崎の全県、長崎県の壱岐・対馬と山口県を管轄する。アジア太平洋地域との玄関口として、関税の徴収、通関手続、輸出入禁止物品の水際取締り等の業務を行う。 裁判所 門司区は福岡地方裁判所小倉支部、福岡家庭裁判所小倉支部、小倉簡易裁判所の管轄区域内である。戦前は小倉区裁判所門司出張所が置かれており、戦後は門司簡易裁判所が存在したが、1987年(昭和62年)、小倉簡易裁判所に統合された。 検察庁 門司区は福岡地方検察庁小倉支部、小倉区検察庁の管轄区域内である。
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