蕨手刀子とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > 蕨手刀子の意味・解説 

蕨手刀子

主名称: 蕨手刀子
指定番号 1891
枝番 00
指定年月日 1976.06.05(昭和51.06.05)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書
員数 1口
時代区分 奈良平安
年代
検索年代
解説文:  鋒両刃造蕨手をした伝世刀子で、地鉄板目流れてざんぐりとし、刃文直刃がうるみごころとなり、刀身の棟を面取りし、一文字に区切して肉を一段落しているなど古い様式示した奈良末期の作である。同種の伝世品極めて少ない。
重要文化財のほかの用語一覧
工芸品:  蓮華形柄香炉  蓮華蒔絵経筥  蔦細道蒔絵文台硯箱  蕨手刀子  薙刀  薙刀  薙刀

蕨手刀子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 03:51 UTC 版)

蕨手刀」の記事における「蕨手刀子」の解説

柄頭形状着目した場合、柄の端部茎尻)が型に装飾があり刃長が1尺(30.3cm)に満たない刀子は蕨手刀子と呼称される。5世紀から6世紀にかけての日本多数出土しており、これも共柄であり、10cm前後から20cmを超えるものが発掘されている。この蕨手刀子は、朝鮮半島では大邱市達城(タルソン)55号墳など数古墳確認されるのみである。松井和幸によれば、柄部が刃先反対に曲げられている曲刀子が蕨手刀子の源流とされ、釜山市老圃洞(ノポドン)遺跡33号墳(3世紀後半)福岡県池の上墳墓群などから出土している。 茨城県十五郎穴からは、蕨手刀と共に鞘尻金具帯取り金具などの飾り金具がついた刀子出土している。正倉院にも蕨手刀(「黒作横刀」)が保存されている。 山形県三崎遺跡では大陸との交易によって入手したとみられる約3000年前青銅刀子出土している。大きさは15cm前後から20cm超であり柄には丸い穴が開いている。また縄文時代後・晩期には青銅刀子模造品とみられる石刀出土見られる交易品青銅刀子国産石刀との関係、主に西日本見られる蕨手刀子との関係、どのような経路経緯をもって東北武器である刀として大型化普及したのかなど詳細不明である。

※この「蕨手刀子」の解説は、「蕨手刀」の解説の一部です。
「蕨手刀子」を含む「蕨手刀」の記事については、「蕨手刀」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「蕨手刀子」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「蕨手刀子」の関連用語

蕨手刀子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



蕨手刀子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2025 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの蕨手刀 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS