マーク I 戦車
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 06:09 UTC 版)
マーク I 戦車(マーク 1 せんしゃ、英: Mark I tank)は、イギリスが第一次世界大戦中に開発し、世界で初めて実戦で使用された戦車である。
注釈
- ^ 各段の変速ギア毎に独立した常時噛合ギアシャフトとクラッチを備えた手動変速機で、操縦者が接続するクラッチを選択する事で変速が完了する。今日のデュアルクラッチトランスミッションの先駆けである。
- ^ 口径7.92mm。鋼芯入りの小銃弾。本来は長距離狙撃用の特殊弾だった。
出典
- ^ H.G.ウェルズは、1903年12月にストランドマガジンに掲載された短編小説『陸の甲鉄艦』の中で、自動小銃を装備し、歩行用レール付きの車輪で走行する、大型のクロスカントリー装甲車両を使用して、塹壕を突破する方法について説明した。しかし、読者に誤解されてしまったが、実はこの架空の車両の走行装置は、履帯方式ではなく、「ペドレール・ホイール」方式を描写したものであった。
- ^ a b c 『世界の「戦車」がよくわかる本』p170
- ^ 実際、1915年2月17日、戦争省の委員会(後の海軍の陸上軍艦委員会とは別組織)が、ロンドンの西約40マイルにあるシューベリーネスでのホルト・トラクターのデモンストレーションに参加したが、ホルト・トラクターをベースにした装甲車両の重量とコストに関して批判的で、陸軍はこのアイディアに背を向けた。
- ^ a b c 『世界の「戦車」がよくわかる本』p171
- ^ 『世界の「戦車」がよくわかる本』p172
- ^ a b c d e 『世界の「戦車」がよくわかる本』p173
- ^ a b c d e f g 『世界の「戦車」がよくわかる本』p174
- ^ a b c d 『世界の「戦車」がよくわかる本』p175
- ^ デイヴィッド・フレッチャー『Landships: British tanks in the First World War』、女王陛下の文房具事務所(HMSO)、1984年。
- ^ Williams & Janney's Axial Piston Pump and motor. ca. 1907 - Tiefenbach Waterhydraulics inc.
- ^ サー・アルバート・スターン『Tanks 1914-1918 -The log-book of a pioneer』、1919年。
- ^ a b c 『世界の戦車FILE』p153
[続きの解説]
「マーク I 戦車」の続きの解説一覧
- 1 マーク I 戦車とは
- 2 マーク I 戦車の概要
- 3 改良
- 4 参考文献
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