軍用車両におけるスポンソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 00:40 UTC 版)
「スポンソン」の記事における「軍用車両におけるスポンソン」の解説
戦車などの装甲戦闘車両や海軍の軍艦においては、スポンソンとは、車体/船殻の側方または上方から張り出した架台または筐体を指す場合がある。それは、浮力を生じさせるためではなく、機関銃などの武装や光学装置を搭載するために用いられる。また、保管スペースとして、または車両に出入りする人員のための乗降口としても用いられる。また、ブラッドレー歩兵戦闘車の装軌の上側にあるスポンソンのように、防弾層および収納スペースとしての機能を果たすものもある。 典型的な武装装備の例では第一次世界大戦でのイギリスのマーク I 戦車を祖とする菱型戦車は基本的に車体から貼りだしたスポンソンに砲・機関銃を装備するという構造であった。又、収納スペースでの利用ではドイツ戦車としては、大型化した砲弾を載せる空間確保のためにティーガーI、V号戦車パンター、ティーガーIIが履帯上をスポンソン構造にしている。
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