軍用車両での採用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 03:20 UTC 版)
陸上自衛隊の73式装甲車およびその派生車両はV型4気筒エンジン(三菱重工業製4ZF 2ストロークターボディーゼルエンジン)を搭載しているが、これは世界に類を見ないもので、通常、4気筒程度の気筒数のエンジンではV型にするメリットがないため、同車のような大型の装甲戦闘車両へV型4気筒エンジンが採用されることは極めて稀である。73式装甲車へのV型4気筒エンジンの採用は、74式戦車用の10ZF(V型10気筒)や75式自走155mmりゅう弾砲用の6ZF(V型6気筒)などとエンジンの基本設計を共通とした結果であり、V型4気筒であること自体に必然性があったわけではない。 小型軍用車両においても珍しいことに変わりはなく、アメリカ海兵隊で使用されていたM422小型トラックに空冷V型4気筒ガソリンエンジンが装備されていたのが数少ない例である。
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