軍用試作車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:30 UTC 版)
「フォルクスワーゲン・トゥアレグ」の記事における「軍用試作車」の解説
フォルクスワーゲン社はタイプ183(英語版)以来、ドイツ連邦軍に自社製品を納入しており、次期更新に備えてドイツ連邦軍向けのバージョンとしてトゥアレグ(1代目)を母体とした改良型の「指揮防護多目的車両、クラス1」を発表し、再び軍用市場に打って出た。同系シリーズと異なり「トゥアレグ・ミリタリー」(連邦軍内部の呼称は「フェレットヒェン」)は車重5.3トンに及び、ファーミントン自動車(Farmington Automotive GmbH)社製の頑丈なシャーシを活かして、拳銃や機関銃などの小火器や地雷などから防護できる装甲と各種火器を車載できる仕様となっていた。エンジンは3.0 LのV6 TDIを搭載し、最大出力165 kW、最高速度160 km/hの性能であった。また、フォルクスワーゲンは出力230 kWのより大型のエンジンを搭載したバージョンも用意した。しかし、この車両は最初の試験で連邦軍の要求を満たせなかった。その後、フォルクスワーゲンは2007年11月に選抜手続から撤退した。
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