茶の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 09:14 UTC 版)
ビルマ語で茶はラペッ(Lahpet)と呼ばれ、柔らかい茶葉を原料としたものが好まれる。伝統的な不発酵茶(緑茶)のラペッチャウッ(チャウッは「乾いた」という意味)は生茶葉を蒸して天日で乾燥させたものであり、ポットに入れてお湯を注いで出す。ラペッチャウッは最も高価であり、一番茶が用いられる。二番茶や三番茶は、後発酵茶の食品であるラペッソーに用いられる。さらに等級の低い四番茶などはラペッチンチャウッ”’(チンは「酸っぱい」という意味)に加工される。 ラペッチンチャウッはラペッソーと同じようなプロセスで発酵まで進め、その後に乾燥させて作る。大半は最初からラペッチンチャウッとして作られるが、発酵中にカビや異臭が発生したラペッソーや、濡れてカビが生えたラペッチャウを乾燥させて作るケースもある。ヤンゴン周辺やミャンマー南部の海岸地方など、井戸水に塩分が混ざる地域でラペッチンチャウッは好んで飲まれる。この地域特異性は同じ後発酵茶である四国の碁石茶と共通しており、両者は香りも似ている。 これらミャンマー独特の茶の他に、植民地時代に広まった紅茶や、中国と同様の釜炒り茶も飲まれている。紅茶についてはブラックティーに砂糖や練乳をたっぷり加えるスタイルが主流である。このような甘いミルクティーは、ラペイエと呼ばれる。
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茶の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 12:55 UTC 版)
ロシアでの伝統的な茶の一つとして、ラクダのキャラバン隊を介して清から輸入されたロシアンキャラバンが有名である。茶の運搬にはとても長い歳月を要したため、茶はキャラバン隊の焚き火の独特な燻製の風味を帯びていた。今日、この茶は酸化の後に、燻製の風味を施されることが多く、「祁門紅茶」や、中国南部もしくはフォルモサ(台湾)の「黒茶」または「烏龍茶」、「正山小種」もしくは「外山小種」は、燻製の風味が少し混ざっている。
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